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日本のゲームタイトル、『アトリエシリーズ』の第18作目 ウィキペディアから
『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』(フィリスのアトリエ ふしぎなたびのれんきんじゅつし)は、コーエーテクモゲームスのガストブランドより2016年11月2日に発売されたコンピュータRPG。Windows版は2017年3月10日に配信開始された。
ジャンル | 錬金術再生RPG |
---|---|
対応機種 |
Microsoft Windows 7/8.1/10 PlayStation 4 PlayStation Vita [DX] PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows |
開発元 | ガスト |
発売元 | コーエーテクモゲームス |
プロデューサー | 岡村佳人 |
音楽 |
柳川和樹(サウンドディレクター) 矢野達也 阿知波大輔 |
美術 | ゆーげん、NOCO(キャラクターデザイン) |
シリーズ | アトリエシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
[PC]ダウンロード版(Steam) [PS4]BD-ROM [PS Vita]PS Vitaカード ダウンロード |
発売日 |
PS4/PS Vita: 2016年11月2日 Windows: 2017年3月10日 DX: 2021年4月22日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:T(13歳以上) USK:6(6歳未満提供禁止) |
コンテンツアイコン |
セクシャル Fantasy Violence、Language、Partial Nudity、Use of Alcohol |
その他 |
[コンセプトデザイン]ゆーげん クロスセーブ対応 |
対応機種はMicrosoft Windows、PlayStation 4、PlayStation Vita[1]。クロスセーブにも対応する。
2021年4月22日には、新規要素を加えたソフト『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜 DX』、および他の「不思議シリーズ」の新規版(『ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜 DX』『リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜 DX』)をセットにして、「フォトモード」と「デジタルアートブック」(操作説明は英語)が追加された[2][3]ソフト『アトリエ 〜不思議の錬金術士 トリロジー〜 DX』がPlayStation 4、Nintendo Switch、Microsoft Windows向けに発売された[4]。
錬金術を題材にしたアトリエシリーズの主要タイトル第18作目。本作は『ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜』に続く不思議シリーズの第2作となる。
本作のテーマはタイトルにもある通り「旅」でシリーズ最大のフィールドとなる[5]。
キャラクターデザインは前作同様にゆーげんとNOCOの二人体制だが、コンセプトデザインはゆーげんが手掛ける[6]。錬金術の師匠としてソフィーが登場するなど、前作『ソフィーのアトリエ』の人物も登場する。
アダレットの隣国、ラスティンという国にある岩石をくりぬいて作られた地中の街にフィリスという少女が住んでいた。フィリスはこの街から出たいと思っていたが、街の出入り口に設置された大きな鉄扉は少女には重すぎ、外に出ることは叶わなかった。
ある日、この鉄扉が開く。ソフィーとプラフタ、二人の錬金術士が「錬金術」の力でこの扉を開いたのだった。錬金術に興味を持ったフィリスはソフィーに弟子入りする。
一年間で一人前の錬金術士になるという条件つきで、フィリスは街から出ることを許される。そして、フィリスの一人前の錬金術士になるための旅が始まる。
従来のアトリエシリーズは主人公の最初にいる街にアトリエを拠点として構え、そこから周囲の地域に素材の採集に出かけ、アトリエに帰って調合をするという流れだった。本作では特定の拠点を持たず、旅先でテントを立てて、そこに一時的なアトリエを構えることになる(次作にはこのようなシステムは採用されていない)。また、雪原では防寒具を着たり、高温の地域では薄着になったりと、主人公の衣装を変更できる。また、今作では4作ぶりにアトリエに入っただけではパラメータが全快しなくなった。
仲間を加える際はこれまた4作ぶりに仲間に直接話しかけなければならなくなった。その後も「アーシャのアトリエ」までのように仲間に会う毎に話しかけなければならない。ただ、パーティーメンバーを幾人か待機させて置く事も可能(当初は一人まで、公認試験合格後、ソフィーとプラフタが加入した後は三人まで)。なお、リアーネ、ソフィー、プラフタとは別れる事は出来ない(別れる為のコマンドは選択肢に表示されるが、選択しても拒否される)。
武器は今作ではシリーズで初めて、フィリス以外は二つまで装備可能になった。二つ以上装備していると、スキルコマンドの「サブ武器」メニューからその武器専用のスキルを選んで使用可能。また、使用アイテムは前作では一人につき五つまでと装備数が決まっていたが、今作では「シャリーのアトリエ」以来二作ぶりに専用の装備システムが導入され、そこにアイテムを装備可能になった。装備さえしていれば各キャラがそれを使用可能(ただし錬金術師以外のキャラは使用アイテムに制限がある)。更に今回はそれまでの「装備枠」の概念は無く、1マスにつき1つ装備が可能になっており(このマスはゲーム中で経験を積むと増えていく)、利便性は向上した。アイテムの使用回数補充の機能も健在で、今作には前作でその役割を担っていたコルネリアは登場しないが、公認試験に合格しソフィー達をパーティーメンバーに加えた後にソフィーからコルネリアを模した人形が渡され、それを使うとアイテム補充が可能になる。仕組みは彼女の好物でもあったミルクを渡すと、アイテムを使用後にアトリエに入った後に自動で回数が全快(但しミルクを渡す以前までに消費した使用数は含まない)するというもの。ただしミルクが切れると補充はされなくなる。ミルクは通常の方法では入手出来ない為、店で購入するしかない。
調合システムは前作『ソフィーのアトリエ』と同様だが、新たに乗り物などを作る「超弩級調合」が追加される。又、黄昏シリーズのように錬金レベルが一定になっていなければ調合が行えなくなっている。
前作は期限が無かったが、本作ではエルトナの街から自由に外出できる様になる条件を達成するまでには一年間の期限があり(錬金術を覚えた以降、最初に街の外に出るために30日以内に目標を達成する条件もある)、その目標をクリアすると無期限にプレイできるようになる。また、クリア後のエンディング分岐、クリアデータ引継ぎの要素が復活し、二作ぶりに周回プレイが可能になっている。各エンディングを選択した場合のスタッフクレジットの際には、当初は前作同様スキップは出来なかったが、アップデートにより実装された。また、今回のトゥルーエンドはある程度グランドエンディングを解禁する事が開放条件だが、別に全てのグランドエンディングを開放しなくても開放される。
戦闘のシステムはターン制であった前作と異なり、従来のように一人一人に攻撃・回復技を入力して行動させる物に戻った。これにより再び作戦を立てやすくなった。
「アーシャのアトリエ」以降に定着していた、必ず最後に倒さねばならない「ラストボス」が「メルルのアトリエ」以来、5作ぶりに廃止となった。また追加のパーティーメンバー、水着コスチュームの有料配信が2作ぶりに復活。しかも追加パーティーキャラはシリーズで初めて、本編完成時点では本編未収録だったキャラクターである。更に初めて専用のエンディングが用意された。
前作ではビデオクリップを保存すると左下に白地に著作権表記が表示されていたが、今作ではクリップを保存しても表示されなくなった。
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