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フィアレス級強襲艦(英語: Fearless-class assault ships)は、イギリス海軍が運用していたドック型輸送揚陸艦(LPD)の艦級[1][2]。
フィアレス級強襲艦 | |
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基本情報 | |
種別 | ドック型輸送揚陸艦(LPD) |
運用者 | イギリス海軍 |
建造期間 | 1962年 - 1964年 |
就役期間 | 1965年 - 2002年 |
建造数 | 2隻 |
前級 | セントー級 (コマンド母艦) |
次級 | アルビオン級 |
要目 | |
常備排水量 | 11,060 t |
満載排水量 | 12,120 t(漲水時:16,950 t) |
全長 | 158.5 m |
最大幅 | 24.4 m |
吃水 | 6.3 m (漲水時9.15 m) |
ボイラー | 2缶 (39 kgf/cm2, 454℃) |
主機 | 蒸気タービン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 22,000 shp |
速力 | 最大21ノット |
航続距離 | 5,000海里 (20kt巡航時) |
乗員 |
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兵装 |
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搭載機 | ヘリコプター甲板のみ |
搭載艇 |
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C4ISTAR | CAAIS戦術情報処理装置 |
レーダー |
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電子戦・ 対抗手段 |
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公式にはあえて認められていないが、実質的には、アメリカ海軍のローリー級ドック型輸送揚陸艦の縮小版である[2]。蒸気タービン機関を採用しており、ボイラーの蒸気性状は圧力550 lbf/in2 (39 kgf/cm2)、温度454℃であった[1]。
揚陸部隊400名(短期間であれば700名)を乗艦させることができる。また車両甲板は戦車甲板と軽車両甲板に分けられており、合計で、戦車15両とトラック27両を搭載できた[2]。上陸用舟艇としては、ダビットにLCVP Mk.2型車両人員揚陸艇(人員35名または半トントラック1両搭載可能)4隻を、またウェルドックにはLCM(9)型機動揚陸艇(チーフテン戦車2両搭載可能)4隻を搭載できた。なお艦尾甲板はヘリコプター甲板とされており、4〜6機のヘリコプターを運用できるが、ハンガーは設けられていない[1]。
なお、兵装としては当初は諸元表の通りの装備を搭載していたが、1980年代に、シーキャット発射機のうち艦後方に搭載されていた2基は撤去され、「フィアレス」ではファランクス 20mmCIWSに換装されたほか、GAM-B01 20mm単装機銃も追加装備された。また同艦ではNAUTIS-L指揮統制システムも搭載した[1]。「イントレピッド」も同様の改修を検討したものの、状態が悪かったために断念され、かわって75口径30mm連装機銃が搭載された[2]。
1976年、国防予算削減を受けて、「フィアレス」は練習艦に、また「イントレピッド」は予備役編入とされた。「イントレピッド」は、1979年から1981年にかけて、「フィアレス」が近代化改修を行った際には一時的に現役復帰したものの、その後は再度予備役編入され、アルゼンチンへの売却も取り沙汰されていた。しかしフォークランド紛争を受けて緊急で現役復帰することになった。「フィアレス」は4月6日に、また「イントレピッド」は同26日に、海兵隊第3コマンドー旅団を乗艦させて出撃している[3]。
# | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 備考 |
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L 10 | フィアレス HMS Fearless |
ハーランド・アンド・ウルフ | 1962年 7月25日 |
1963年 12月19日 |
1965年 11月25日 |
2002年 3月18日 |
2008年、ベルギーのヘント港で解体 |
L 11 | イントレピッド HMS Intrepid |
ジョン・ブラウン・アンド・カンパニー | 1962年 12月19日 |
1964年 6月25日 |
1967年 3月11日 |
1999年 8月31日 |
2008年9月、解体のためリバプールへ曳航 |
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