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ヒレナガニシキゴイ(鰭長錦鯉)は、ニシキゴイの品種の一つ。
日本のニシキゴイとインドネシア原産のヒレナガゴイ(学名Cypirnus carpio var.flavipinnis C.V)の交配や品種改良によって作出された。鰭(背鰭、尾鰭、腹鰭)が長いことが特徴で、泳ぐ姿が優美であると評される。
1977年7月、埼玉県水産試験場を視察に訪れた皇太子明仁親王(当時)から、「インドネシアに鰭の長いコイがいるので、日本のニシキゴイと交配してはどうか」との提言があった。インドネシアを訪問した際、先方からコイの品種改良の打診が親王にあり、これを契機として埼玉県水産試験場は1980年よりニシキゴイの品種改良に着手し、2年後の1982年に本種が誕生した[1]。 同種は皇居東御苑二の丸庭園の池に放流されており[2]、観賞魚として埼玉県を中心に各地に広まっている。
大型となり、また鰭が通常のニシキゴイの2倍以上長いという性質上、庭池で飼育されることが多い。成長途上の個体は金魚に似ているとも評される。
この大半は埼玉県で作出・養殖されている。
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