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「パリの散歩道」(原題:Parisienne Walkways)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1978年のアルバム『バック・オン・ザ・ストリーツ』で発表した楽曲。1979年にはシングル・カットされている。また、1993年には、この曲のライヴ・ヴァージョンがライヴ・アルバム『ブルース・アライヴ』からの先行シングルとしてリリースされている。
シン・リジィのフィル・ライノットと共作した曲で、共同プロデューサーのクリス・タンガリーディスによれば、ムーアからカセットのデモ録音を聴かされた時点で既に「Parisienne Walkways」というタイトルが付いており、その後ライノットが歌詞を完成させたという[5]。レコーディングにはムーア(ギター)、ライノット(ボーカル&ベース)、ブライアン・ダウニー(ドラムス)が参加した。ムーアはピーター・グリーンから譲り受けた1959年製のギブソン・レスポール・スタンダードを使用している[5]。
全英シングルチャートでは11週チャート圏内に入り、最高8位に達した[2]。この曲は、ムーアの生涯において全英トップ10入りした2曲のうちの一つ(もう1曲は1985年の「アウト・イン・ザ・フィールズ」)である[2]。
「パリの散歩道」は、ムーアのライヴにおいて頻繁に演奏された。1980年11月にインストゥルメンタルとして演奏されたライヴ音源は、アルバム『ライヴ・アット・ザ・マーキー』(1993年)に収録されている[6]。1981年11月5日にグレッグ・レイクと共演した際のライヴ音源は、レイク名義のアルバム『イン・コンサート』(1995年)に収録された[7]。
1993年のライヴ・アルバム『ブルース・アライヴ』からの先行シングルとしてリリースされたライヴ・ヴァージョンは、イギリスやフランスでナショナル・チャート入りしており、フランスでは15週連続でトップ40入りして最高9位を記録した[4]。2003年5月22日のライヴ音源は、アルバム『ライヴ・アット・モンスターズ・オブ・ロック』(2003年)に収録された[8]。2010年7月6日にモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した際のライヴ音源は、アルバム『ライヴ・アット・モントルー2010』(2011年)に収録された[9]。
1996年公開の映画『The Last of the High Kings』のサウンドトラック(監督:デヴィッド・キーティング)で使用された[10]。また、フィギュアスケート選手の羽生結弦が、『ライヴ・アット・ザ・マーキー』に収録されたヴァージョンを編集したものを2012-2013シーズン、2013-2014シーズンにわたりショート・プログラムで使用した[6]。
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