ノヴォシリ
ロシアの町 ウィキペディアから
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ノヴォシリ(ノヴォシーリ、ロシア語: Новоси́ль, Novosil)は、ロシアのオリョール州にある町。人口は2,912人(2021年)[1]。州都オリョールから東へ70キロメートル。オカ川の右支流ズシャ川(Зуша)の右岸に建ち、周囲は中央ロシア高地である。
1155年の記録には、この町はイティルという名で初出している。当時はチェルニゴフ公国の要塞であった。チェルニゴフ公国の崩壊後、14世紀にはオカ川上流公国群に属する小さな公国(ノヴォシリ公国)の首都となった。15世紀にはリトアニア大公国の支配下に置かれたが、15世紀の末にモスクワ大公国が奪った。以後17世紀頃まで、ノヴォシリはロシア・ツァーリ国の南部の国境を守る要塞であった。
1777年には市の地位を与えられ、トゥーラ県の下にある郡の中心となっている。しかし主要な交通路が通らなかったため、その後はあまり発展しなかった。
独ソ戦中の1941年11月13日にドイツ国防軍に占領され、1941年12月27日に赤軍ブリャンスク戦線により解放された。
ノヴォシリには18世紀や19世紀の建物がいくつか残る。18世紀末に建てられた神の母聖堂(собор Божией Матери)、1802年に建てられたカザンの生神女聖堂(Казанская церковь)、および19世紀の石造の民家などである。
ノヴォシリ地区のゴルン村は、ロシアの大貴族ガリツィン家の地所のあった場所である。
ノヴォシリは農業地帯のただなかにあるため、食品工業が中心となっている。
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