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ノクターナス

アメリカ合衆国のテクニカルデスメタルバンド ウィキペディアから

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ノクターナス (Nocturnus)は、アメリカ合衆国タンパ出身のテクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルバンドデスメタル黎明期に、デスモービッド・エンジェルと活動を共にした。テクニカルデスメタルをベースに、キーボードを導入し、未来的な音を織り込んだ先進的な楽曲を発表していた[2][3]。このため、一部ではテクノデスメタルとも呼ばれていた[2]

概要 ノクターナスNocturnus, 出身地 ...

バンド名「Nocturnus」は、創設者のマイク・ブラウニングがスレイヤーの楽曲「At Dawn They Sleep」(『Hell Awaits』収録)の歌詞中で使われていた単語「Nocturnal」のラテン語形から決定した[4]。また、マイク・ブラウニングによれば、この「Nocturnus」には、神秘的な意味合いも含まれており、バンド名にする一因になったと語っている[4]

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略歴

要約
視点

1987年に、アメリカ合衆国フロリダ州タンパで、元モービッド・エンジェルのマイク・ブラウニング (DsVo)によって、マイク・ブラウニングのアイデアを反映するために立ち上げられた[2][3][4]。立ち上げられてから少しして、エージェント・スティールを脱退したばかりのリチャード・ベイトマン (B)が加入[4]。リチャード・ベイトマンの加入と同時期に、既に作曲を開始している[4]。これから少しして、インキュバスというバンドでマイク・ブラウニングと同僚だったジーノ・マリノ (G)が加入[4]。更に、マイク・ブラウニングの旧友、ヴィンセント・クロウリー (G)が加入し、体制が整う[4]。同年に、1stデモテープ『Nocturnus』をリリース[5]。しかし、この布陣は長続きせず、ヴィンセント・クロウリーが、自身のバンドAcheronを結成し同年中に脱退[4]。それから間をおかずにリチャード・ベイトマンも脱退しNasty Savageに加入した[4]。この脱退を受けて、マイク・デイヴィス (G)とマイク・デイヴィスの友人であるジェフ・エステス (B)が加入した[4]。その後、新たにキーボーディストのルイス・パンツァー (Key)が加入し、2ndデモ『The Science of Horror』をリリース[4][6]。リリース後、ジーノ・マリノも脱退しショーン・マクネナリー (G)が加入。

このデモをきっかけに、イギリスインディペンデントレーベルイヤーエイク・レコード」と契約。1990年に1stアルバム『The Key』をリリース。リリース後には、ナパーム・デスゴッドフレッシュらと北米ツアーを敢行している。1stアルバムリリース後、ジェフ・エステスが脱退した[2]。この際には、セッションメンバーとして、ジム・オサリヴァンやクリス・アンダーソンというベーシストが起用された[2]。また、マイク・ブラウニングがドラムスに専念することになり、専任ボーカリストとしてダン・アイゾ (Vo)が加入[2]1992年に2ndアルバム『Thresholds』をリリース。レコーディング時には、正式ベーシストがおらずクリス・アンダーソンがセッションで参加した。その後、オーディションを経て、エモ・モエリー (B)が加入している[2]。また、日本でもトイズファクトリーから1stアルバムと2ndアルバムが同時に日本盤がリリースされた。それぞれ『鍵~THE KEY』、『冥府の門』という邦題がついていた。しかし、2ndアルバムリリースから間もなく、中心メンバーだったマイク・ブラウニングが脱退し、ジェームス・マルチネク (Ds)が加入。1993年に、モリバンド・レコードから1stEP『Nocturnus』をリリースした。しかし、同年中にバンドは解散した。

2000年になって再結成。再結成時のメンバーは、エモ・モウリー (Vo、B)、マイク・デイヴィス (G)、ショーン・マクネナリー (G)、ルイス・パンツァー (Key)、リック・ビザロ (Ds)の5名。ダン・アイゾとジェームス・マルチネクは参加せず、ドラマーには、リック・ビザロが加入、ボーカリストはエモ・モウリーが兼任することとなった。フランスのインディペンデント・レーベル「シーズン・オブ・ミスト」と契約。3rdアルバム『Ethereal Tomb』をリリースした。2002年に、リック・ビザロが脱退し、クリス・ビエニエク (Ds)が加入するが、2003年に再び解散した。解散後の2004年に、デモ音源を集めたコンピレーションアルバム『The Nocturnus Demos』がリリースされている。

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メンバー

解散時のメンバー

1992年から1993年の間は、ベースとバッキングボーカルを担当していた。
  • マイク・デイヴィス (Mike Davis) - ギター (1988 - 1993, 2000 - 2003)
  • ショーン・マクネナリー (Sean McNenney) - ギター (1989 - 1993, 2000 - 2003)
  • ルイス・パンツァー (Louis Panzer) - キーボード (1988 - 1993, 2000 - 2003)
  • クリス・ビエニエク (Chris Bieniek) - ドラムス (2003)

旧メンバー

  • ダン・アイゾ (Dan Izzo) - ボーカル (1992 - 1993)
  • ジーノ・マリノ (Gino Marino) - ギター (1987 - 1988)
一時期、マイク・ブラウニングが中心メンバーのアフター・デスでも活動していた。
  • ヴィンセント・クロウリー (Vincent Crowley) - ギター (1987)
  • リチャード・ベイトマン (Richard Bateman) - ベース (1987)
一時期、マイク・ブラウニングが中心メンバーのアフター・デスでも活動していた。
  • ジェフ・エステス (Jeff Estes) - ベース (1988 - 1991)
  • マイク・ブラウニング (Mike Browning) - ドラムス (1987 - 1992)
結成時からダン・アイゾ加入までは、ボーカルを兼任していた。
モービッド・エンジェルでも活動。脱退後は、アフター・デスなどのバンドで活動している。
  • ジェームス・マルチネク (James Marcinek) - ドラムス (1992 - 1993)
  • リック・ビザロ (Rick Bizarro) - ドラムス (2000 - 2002)

セッションメンバー

  • ジム・オサリヴァン (Jim O'Sullivan) - ベース (1991)
  • クリス・アンダーソン (Chris Anderson) - ベース (1991)
2ndアルバム『Thresholds』に参加。
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ディスコグラフィー

アルバム
  • 鍵~THE KEY The Key (1990)
  • 冥府への門 Thresholds (1992)
  • Ethereal Tomb (2000)
コンピレーション・EP
  • Nocturnus (EP, 1993)
  • The Nocturnus Demos (Compilation, 2004)
デモ
  • Nocturnus (1987)
  • The Science of Horror (1988)

脚注

外部リンク

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