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ドラゴンクロニクル (Dragon Chronicle) は2003年にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)が発売したアーケードゲーム。2004年にプレイヤーの階級などの新要素を追加した『伝説のマスターアーク』が、同年末には全国オンライン対戦機能を追加した『天空大決戦』が登場している。
2008年1月7日をもってオンラインサービスは終了した。以下の記述の内、オンライン関係は稼働当時の仕様である。
ドラゴンクロニクルの筐体はセンターモニターとクライアントから成る。センターモニターには戦闘状況が表示されている。
クライアントにはタッチパネルとなっているディスプレイの左にカードリーダーがあるだけのシンプルな物。このクライアント筐体は後に『アイドルマスター』にも流用され、本作から『アイドルマスター』へのコンバージョンキットも発売された。
天空大決戦ではこれらの他に、テイマーカードの発行やカード情報の閲覧などを行うエントリーステージが設置されていた。
ドラゴンは基本的に一定回数の戦闘を重ねる事で「幼竜」⇒「成竜」⇒「至竜」の順に進化し、各パラメータが上昇し、使える技の数が増える。但し、進化するごとに修練によるパラメータ上昇率は低くなっていく。尚、一部に進化しない竜も存在する。
※基本的に幼竜⇒成竜は5回の戦闘(全国オンラインと店内対戦の合計)で進化する。ただし、取得したアクアラ(店内・全国問わず)の合計が高いと最速3回の戦闘で進化する。これは、幼竜の時にのみ使用できる消費アイテムを1回しか使う事ができなくするための措置と考えられる(その消費アイテムが幾分強力すぎる為)。また成竜⇒至竜は5回の戦闘で進化する。
ドラゴンには、いくつかの「種」が存在し、同じ属性のドラゴンでも種によって習得出来る技が変化する(ドラゴンのステータスは元になった魂カードと育て方によるものがかなり大きい)。
ドラゴンには全部で8つの属性(光・闇・炎・氷・金・雷・無・時)が存在し、属性によって各パラメータの限界値が違う。また、ドラゴンが新規で習得可能な技は一部の基本的な無属性技と無属性竜を除いて、全てその属性の技となる。
携帯電話向けサイトに登録するとドラゴンを強化するアイテムを入手できる。『伝説のマスターアーク』までは「神竜の遺跡」と呼ばれるアプリをプレイしダンジョンの最深部に辿り着くことで、入手したアイテムに対応するパスワードを発行することができ、これを入力して装備する。
『天空大決戦』ではサイト上のコンテンツで獲得したポイントをアイテムと交換する形となっている。なお、『天空大決戦』の稼働に合わせ、以前から対応していたiモードだけでなくYahoo!ケータイやEZwebにも対応するようになった。
なお、これらの連動サービスは2007年12月1日午前11時(JST)を以って終了し、サイトも閉鎖された。現在は、連動アイテムの入手は不可能になっている(連動アイテムはバージョン2.90では使うことが出来ない。引継ぎはされず、すべて消去される)。また、アプリもプレイする事が出来なくなっている。
『伝説のマスターアーク』から追加されたシステム。最初は皆レベル1からスタートし、条件を満たすことで階級審査が発生。その戦いで指定された順位内に入ることが出来れば階級審査を通った事になる。昇格する事そのものにメリットは無い。基本的に天空大決戦でのマッチングは階級が近い(≒実力が近い)者同士で組まれる。本来高い階級に辿り着いたり、さらにそれを維持し続けたりする事は非常に困難であるが、一部のプレイヤーが不正行為によって高ランクを維持していた事もあった。
なお、サービス終了後、バージョン2.90では階級は廃止される。
「上位に入賞する」「自分より高い階級の相手を負かす」といった条件で発生する階級審査で入賞する事で階級が上がる。入賞できなかった場合は保留となり、次の審査まで待たなくてはならない。レベル12(ブロンズアーク)以降は昇格条件が1位となるので難しい。
「自分よりレベルの低い相手に敗北する」「低い順位を取り続ける」といった条件で発生する。入賞できなかった場合、階級が下がってしまう。入賞できれば保留となる。レベル12(ブロンズアーク)以降はその階級に適正とされる順位が高めなので、降格審査が発生し易くなっている。例外として、「一匹の竜を最後まで狙い続ける」「アクアラが残っていない竜ばかりを攻撃し続ける」等のゲーム終了時に大きく絆が下がってしまうようなプレイ(絆評価で-15以下になるプレイ)を行った場合、階級審査無しで強制的に降格となる。なお、見習い階級への降格は発生しない。
稼働直後より、ドラゴンカードを不正に複製してインターネットオークションなどで販売するプレイヤーや磁気カードの内容自体を不正に改ざんするものが現れた。
メーカー側もアップデートで不正行為に対処を行ったが、複製については筐体の磁気カード、及び筐体のリーダーの仕様上、根本的な対策を行うことができなかったこと、また磁気カード自体も一般的な業務用磁気カードリーダーを用いていた事から比較的簡単に内部データの参照、変更が行われたことも背景にあり対策と不正カードの登場が交互に繰り返されるいたちごっこが発生していた。(なお、同様の行為は他社ゲームを含む磁気カードリーダーを採用した同時期のアーケードゲームで頻繁に行われていた)
全国オンライン対戦が実装される際、不正カードの検出機能が実装されるも、即座にそれを回避した不正カードが登場するなど根本的な解決には至らなかった[2]。
『伝説のマスターアーク』 - 『天空大決戦』初期において、発生した不正行為。 マスターアーク時代に8台のクライアントをすべて仲間内で使用し、1体にアクアラを集めることにより通常プレイではあり得ないほどのアクアラを集める事によりアクアラ獲得ランキングにおいて圧倒的1位を記録。その結果、階級もマスターアークになり階級ランキングが意味をなさない結果となった。更にこうして作成したドラゴンカードを不正複製した上でネットオークションに出品し、これにより各掲示板では不正行為者に対しての批判が激増、全国ランキングは破綻を迎えた。
「天空大決戦」では店内対戦の結果はアクアラ獲得量や階級に影響しなくなり、先述の不正プレイはなくなると見られていたが、今度はゲーム機本体の電源を切り戦闘記録をリセットすることを利用して被害は継続し、更にこの際に他プレイヤーのゲーム画面が少しの間フリーズを起こすことで被害は他プレイヤーにも及んだ。同様の行為を行うプレイヤーが複数いたため被害は拡大することになった。
その後、メーカー側の警告を無視し続けていたプレイヤーはランキング集計から除外されることになったが、その後も同様の手段を試みるプレイヤーは後を絶たず、最終的にバージョン2.90でランキングも階級も廃止されることとなった。
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