ブルガリアの町 ウィキペディアから
テテヴェン(Teteven (ブルガリア語: Тетевен, 発音 [ˈtɛtɛvɛn]))は、ブルガリア北西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。ロヴェチ州に属する。バルカン山脈のふもと、ヴィト川(Вит / Vit)の両岸に広がる。
テテヴェンは1421年の文書に初めて記録される。町の名前はテテョ(Тетьо / Tetyo)という人物の一族にちなむと考えられる。テテョはこの地方に初めて住み、ここに町を築いた人物である。町の古い名前にはテテュヴェン(Тетювен / Tetyuven)やテテュヴェネ(Тетювене / Tetyuvene)といったものがある。
16世紀から17世紀にかけて町は栄えたが、トルコ人による略奪者集団によって1801年に襲撃され、町は焼き払われ、破壊された。3000軒あった家屋のうち残されたのは4軒のみであった。後に町は復興され、19世紀にはブルガリアの独立を求める武力闘争が起こり、ヴァシル・レフスキによる内部革命組織の革命家を保護した。
毎年、夏になるとテテヴェンではチェスのトーナメントが開かれる。これはブルガリアで最大のチェスの催しである。2006年に開かれた第21回大会では、ブルガリア各地からあつまった130人の選手が参加した。
南極大陸のサウス・シェトランド諸島にあるリヴィングストン島のテテヴェン氷河(Teteven Glacier)は、テテヴェンにちなんで命名された。
テテヴェン基礎自治体(Община Тетевен)には、その中心であるテテヴェンをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。
町/村 | キリル文字 | 人口[2][3][4] (2009年12月) |
---|---|---|
テテヴェン | Тетевен | 10,613 |
Babintsi | Бабинци | 272 |
Balgarski Izvor | Български извор | 1,304 |
Cherni Vit | Черни Вит | 722 |
Divchovoto | Дивчовото | 187 |
Galata | Галата | 2,532 |
Glogovo | Глогово | 1,472 |
Glozhene | Гложене | 1,059 |
Golyam Izvor | Голям извор | 529 |
Gradezhnitsa | Градежница | 1,789 |
Malka Zhelyazna | Малка Желязна | 144 |
Ribaritsa | Рибарица | 1,137 |
Vasilyovo | Васильово | 256 |
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