チルパン

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チルパン

チルパンブルガリア語: Чирпа̀н, Chirpan)は、ブルガリア中南部のスタラ・ザゴラ州にあるテキルスカ川沿いの町である。同名の基礎自治体オプシュティナ)の行政の中心地である。2013年12月時点で、人口は15,109人[2]であり、2009年12月の16,355人[3]から減少している。

概要 チルパン, 国 ...
チルパン
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チルパン
座標:北緯42度11分59.31秒 東経25度19分27.87秒
 ブルガリア
スタラ・ザゴラ州
政府
  町長 Ivaylo Kracholov
標高
168 m
人口
(2021年現在)[1]
  合計 13,391人
等時帯 UTC+2 (EET)
  夏時間 UTC+3 (EEST)
郵便番号
6200
市外局番 0416
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スレドナ・ゴラ山脈南東のチルパン高地を流れるマリツァ川の北に位置する。ブドウ栽培が盛んでワイナリーが多い。

歴史

古代ローマ時代の居住地Sherampolが起源であり、15世紀初めに再興された。現在の名前は、ローマ時代の者に由来していると考えられる。アレクサンドリアのアタナシオスサルディカ会議から戻ると、344年ごろに今日のチルパン付近にヨーロッパで初めてのキリスト教修道会を創設した。カラスラでは、考古学的な発掘作業が行われている。オスマン時代のブルガリアでは、チルパンは工芸と農業で知られていた。1928年4月18日には、大きな地震の被害を受けた。

オスマン帝国の軍人アブデュルケリム・ナディル・パシャ、生家が博物館となっている詩人のペヨ・ヤヴォロフ、生家が民族復興期の建築様式である画家のゲオルギ・ダンチョフなどがチルパンの出身である。

気候

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Chirpanの気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温 °C°F 2
(35)
4
(39)
11
(51)
17
(63)
23
(73)
27
(80)
30
(86)
31
(87)
28
(82)
19
(67)
11
(51)
6
(42)
17
(63)
平均最低気温 °C°F −7
(20)
−6
(22)
−1
(31)
4
(40)
10
(50)
15
(59)
16
(60)
16
(60)
12
(54)
8
(46)
2
(36)
−3
(26)
6
(42)
降水量 mm (inch) 33
(1.3)
30
(1)
74
(2.9)
81
(3.2)
46
(1.8)
46
(1.8)
69
(2.7)
50
(2)
8
(0.3)
58
(2.3)
50
(2)
13
(0.5)
554
(21.8)
出典:Weatherbase [4]
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経済

基礎自治体内には、2009年時点で23,470人[5]が住んでおり、その3分の2が町に住んでいる。土地の53%は耕作地であり、小麦ヒマワリ綿花ブドウ、果樹などを栽培している。テキルスカ川沿いの鳥類の生息地を保護するため、139haに及ぶNatura 2000特別保護区域が設定されている[6]

命名

南極地域のサウス・シェトランド諸島にあるリヴィングストン島チルパン峰(Chirpan Peak)は、この町の名前に因んで命名された。

脚注

外部リンク

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