チャオプラヤー川
タイの川 ウィキペディアから
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チャオプラヤー川(チャオプラヤーがわ、タイ語: แม่น้ำเจ้าพระยา, ラテン文字転写: Chao Phraya)は、タイのバンコクなどを中心に流れる、タイ国内の大きな河川の一つである。
チャオプラヤー川は、ナーン川とピン川が交差する地点、ナコーンサワン県で始まる。ピン川の水量が多い。
チャオプラヤー川流域の県は、バンコクの外、ウタイターニー県、チャイナート県、シンブリー県、アーントーン県とアユタヤ県である。チャイナート県でターチン川とチャオプラヤー川に二分され、ターチン川はチャオプラヤー川と平行に流れたのちサムットサーコーン県から、チャオプラヤー川はサムットプラーカーン県からタイランド湾に至る。
バンコクを中心とする中央湿地帯では、農業用あるいは運搬用に運河が掘られ、世界でも有数の稲作地帯に発展した。これをチャオプラヤー・デルタ(三角州)という。
かつてはメナム川と呼ばれることが多かったが、これは現地の人々がこの川を「メーナーム・チャオプラヤー」(「メナム」は川を意味する普通名詞。タイ語の文法では、被修飾語が修飾語の前に来る)と呼んでいるのを、「メナム」が川の名前であると外国人が勘違いしたことによるものであり、不合理な呼称である。そのため、現在では地図でも訂正され、メナム川と呼ばれることはほぼ無くなった。日本に関連する事項としては、メナム河事件などに名称を留めている。
タイ国内の要所だけでなく、バンコクの中心地を流れることからバンコク都内の交通の大きな要素となっている。なお、バンコク都内においてはチャオプラヤー・エクスプレスと呼ばれる定期船が頻繁に運行されている。
(上流から記載)
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