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ダスティン・ブラウン(Dustin Brown, 1984年12月8日 - ) は、ドイツ・ツェレ出身の男子プロテニス選手。2010年まではジャマイカ国籍の選手として出場していたが、同年からドイツに国籍を変更した。身長196cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。ATPワールドツアーではシングルスでは決勝進出はないが、ダブルスで2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス64位、ダブルス43位。ドレッドヘアーがトレードマーク。
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2015年ウィンブルドン選手権でのダスティン・ブラウン | ||||
基本情報 | ||||
愛称 | ブレディー(Dreddy) | |||
国籍 |
ジャマイカ(-2010) → ドイツ(2010-) | |||
出身地 | 西ドイツ・ツェレ | |||
生年月日 | 1984年12月8日(39歳) | |||
身長 | 196cm | |||
体重 | 78kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2002年 | |||
引退年 | 2024年 | |||
ツアー通算 | 2勝 | |||
シングルス | 0勝 | |||
ダブルス | 2勝 | |||
生涯通算成績 | 144勝203敗 | |||
シングルス | 62勝99敗 | |||
ダブルス | 82勝104敗 | |||
生涯獲得賞金 | 2,999,208 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 1回戦(2011・15・17・18) | |||
全仏 | 2回戦(2016) | |||
全英 | 3回戦(2013・15) | |||
全米 | 2回戦(2010・17) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2011・15) | |||
全仏 | 3回戦(2011) | |||
全英 | 回戦(2024) | |||
全米 | 1回戦(2012・16) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 64位(2016年10月10日) | |||
ダブルス | 43位(2012年5月14日) | |||
2024年9月16日現在 |
ジャマイカ人の父親とドイツ人の母親との間にドイツ・ツェレで生まれる。11歳のときに両親とともにジャマイカ・モンテゴ・ベイへ移住。
4月にデビスカップ・ジャマイカ代表としてデビュー。シングルス4勝、ダブルス3勝と結果を残し、グループIIへの昇格に貢献した。しかしジャマイカテニス協会と衝突を起こして以降、ジャマイカ代表としてはデビスカップに参加していない。7月テニス殿堂選手権(ニューポート、ATP250)でATPツアーデビュー。ここでは1回戦でボブ・ブライアンに敗れている。
2007年にフューチャーズ初優勝。2008年に2度目の優勝を飾る。
2009年にはフューチャーズで3勝目を挙げ、8月にはサマルカンド・チャレンジャー(ウズベキスタン)でATPチャレンジャーツアー初優勝を遂げる。
またカールスルーエ(ドイツ)、アルマトイ(カザフスタン)、エッケンタール(ドイツ)、アーヘン(ドイツ)のチャレンジャー4大会で決勝へ進出した。2009年末時点で世界ランキングは144位に到達。
2010年ウィンブルドン選手権男子シングルスで予選を勝ち上がり、初めてグランドスラム本戦に出場。1回戦で第16シードのユルゲン・メルツァーに敗れた。
全米オープンでは1回戦でルベン・ラミレス・イダルゴに6-4, 7-6(6), 7-5で勝利しグランドスラム初勝利をあげる。2回戦で世界ランク4位のアンディ・マリーに5-7, 3-6, 0-6で敗れた。
9月のモゼール・オープンのダブルスではロヒール・ワッセンと組み、決勝でマルセロ・メロ/ブルーノ・ソアレス組を破り、ツアー初優勝を果たした。10月から国籍をドイツに変更した。
2011年全仏オープン男子ダブルスではミヒャエル・コールマンと組んで3回戦まで進出。
2012年ハサン2世グランプリのダブルスではポール・ハンリーと組んで、決勝でダニエレ・ブラッチャーリ/ファビオ・フォニーニ組を破り、ツアー2勝目を挙げた。この年はオープン13とオーストリア・オープンでも準優勝した。
2013年ウィンブルドン選手権男子シングルスでは予選から勝ち上がり、1回戦でギリェルモ・ガルシア=ロペスを、2回戦では元世界ランク1位のレイトン・ヒューイットを6-4, 6-4, 6-7(3), 6-2で破り、自身初のグランドスラム3回戦進出を果たす。3回戦でアドリアン・マナリノに4-6, 2-6, 5-7で敗れた。
2014年ゲリー・ウェバー・オープンでは2回戦で当時世界ランク1位のラファエル・ナダルを6-4, 6-1で破る番狂わせを演じた[1]。
ブラウンは2015年ウィンブルドン選手権2回戦でもナダルを7-5, 3-6, 6-4, 6-4で破る番狂わせを演じた[2]。ブラウンとナダルの対戦成績は2017年10月1日現在、ブラウンが2勝0敗で勝ち越している[3]。ウィンブルドン選手権ではナダルに勝利後、3回戦で第22シードのビクトル・トロイツキに4-6, 6-7(3), 6-4, 3-6で敗れた。
2016年南フランス・オープンでは自身初のツアーシングルスベスト4に進出するも、世界ランク10位のリシャール・ガスケに敗れた。
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2010年9月26日 | メス | ハード (室内) | ロヒール・ワッセン | マルセロ・メロ ブルーノ・ソアレス |
6–3, 6–3 |
準優勝 | 1. | 2012年2月26日 | マルセイユ | ハード (室内) | ジョー=ウィルフリード・ツォンガ | ニコラ・マユ エドゥアール・ロジェ=バセラン |
6–3, 3–6, [6–10] |
優勝 | 2. | 2012年4月14日 | カサブランカ | クレー | ポール・ハンリー | ダニエレ・ブラッチャーリ ファビオ・フォニーニ |
7–5, 6–3 |
準優勝 | 2. | 2012年7月23日 | キッツビュール | クレー | ポール・ハンリー | フランティシェク・チェルマク ユリアン・ノール |
6–7(4), 6–3, [10–12] |
準優勝 | 3. | 2013年4月13日 | カサブランカ | クレー | クリストファー・カス | ユリアン・ノール フィリップ・ポラーシェク |
3–6, 2–6 |
準優勝 | 4. | 2017年4月16日 | ヒューストン | クレー | フランシス・ティアフォー | ジュリオ・ペラルタ オラシオ・セバジョス |
6–4, 5–7, [6–10] |
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
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