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ダイヤガラガラヘビは爬虫類有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科に分類されるヘビで,アメリカ合衆国南部およびメキシコ北部に生息する。別名はヒシモンガラガラヘビ。有毒。
ヒガシダイヤガラガラヘビ(トウブヒシモンガラガラヘビ)Crotalus adamanteus はおもにアメリカ合衆国の東部に分布するヘビで、全長は0.8-1.8m、公式な最大記録は全長2.36m、体重15.2kgで、これは最も重い毒蛇の記録である。
ニシダイヤガラガラヘビ(セイブヒシモンガラガラヘビ)Crotalus atrox はおもにアメリカ合衆国の南西部に分布するヘビで、全長は最大2.1m。
アカダイヤガラガラヘビ(アカヒシモンガラガラヘビ)Crotalus ruber はカリフォルニア半島に分布するヘビで、上記2種よりはやや小型。全長は0.8-1.5m。
体色は茶褐色で、アカダイヤはやや赤みがかっている。模様は名前の通り、ダイヤ模様が規則正しく並ぶ。
主にステップや草原に生息する。夜行性で、日中は岩陰や動物の古巣などで休息し、夜になると餌のネズミ類を求めて活動を開始する。口のすぐ上にある赤外線感熱器官(ピット器官)で獲物の体温を感じ取り、獲物に一瞬噛み付いて毒を注入し、すぐに離れて毒が効くのを待つ。 毒は非常に強く、また毒量も非常に多くて危険だが、性質は非常におとなしく、よほど怒らせない・身の危険を感じない限り噛むことも少ない。 気温の低い冬場は山岳地帯で冬眠する。このとき、ドクトカゲなどの他の生物と一緒に冬眠していることも多く、無駄な争いを避ける本種の温和な性格が窺える。そして、春になり、気温が上がると、平野部まで降りてきて活動を開始する。 外敵に出会うと、尻尾を震わせて音を出して威嚇する。ここで敵が去ればこれだけで済ませ、追いかけて攻撃することはない。 繁殖期には、オス同士が互いに頭を高く持ち上げてどちらがより高いかを競い合う、コンバットダンスと呼ばれる動きを見せる。
MLB・アリゾナ・ダイヤモンドバックスの愛称になっているほか、コルト回転式拳銃の名称にもなっている。
米国でのヘビ咬傷に関連する死亡者の大半が、ニシダイヤガラガラヘビとヒガシダイヤガラガラヘビによるものとされている。
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