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タリアータ

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タリアータ
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タリアータタリアッタ[1][2][3]イタリア語: tagliata)は、イタリアトスカーナ地方の名物料理[4][5]牛肉のタリアータイタリア語: tagliata di manzo)を指すことが多い。セコンド・ピアットに分類される料理である[6]

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概要

「タリアータ」は「切った」、「薄く切った」という意味であり、焼いた牛肉を切って提供される料理である[5][7]バルサミコ酢のソースや削ったパルミジャーノ・レッジャーノをかけ、野菜類と共に食べる[5][7]

タリアータ・コン・ルッコラ[6]
ルッコラを乗せたもの。
タリアータ・コン・フンギ・ポルチーニ[6]
ポルチーニ茸を乗せたもの。

歴史

1973年トスカーナ州ピサのシェフであるセルジオ・ロレンツィ (Sergio Lorenzi) が、古くから存在する牛肉料理ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを再解釈して考案した[8]

ロレンツィはミラノのレストランで修業した後、ピサのトスカーナ料理専門のレストランで料理長として働き、1970年に独立してレストラン「セルジオ」 (Sergio) を開業すると、1973年に「牛肉のタリアータ」 (tagliata di manzo) と名付けた料理を初めて提供する[8]。1978年にセルジオはミシュランの星を獲得したうえ、1980年代初頭には牛肉のタリアータのレシピは広まっており、この地域のほぼすべてのレストランが提供するようになっていた。やがて、牛肉のタリアータは世界で最も有名なトスカーナ料理の1つとなった[8]

以上のような経緯があるが、もっと古い時代にタリアータの起源を求める説がある(ただし、これらについては公式な文書は確認されていない)[9]

  • 肉が好きなアレッツォの貴婦人が、馬から落ちて手首を脱臼したため、カット済みのビステッカを求めたのが起源。
  • マレンマ英語版の牛飼い(ブッテロ英語版)たちが大きな肉片を調理し、個々に切り取っていたことが起源。
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類似する料理

ローストビーフとの違い
タリアータは表面を焼いて肉の塊の中心までは火を通さないが、ローストビーフは中心まで火を通す[7]
ビステッカとの違い
ビステッカは肉を切らずに提供されるが、タリアータは肉を切って提供される。

出典

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関連項目

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