ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ
デフ・レパードのアルバム ウィキペディアから
『ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ』(Songs from the Sparkle Lounge)は、イギリスのハードロック・バンド、デフ・レパードが2008年に発表した、カバー・アルバムも含めれば通算10作目のスタジオ・アルバム。
『ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ』 | ||||
---|---|---|---|---|
デフ・レパード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ダブリン ジョーズ・ガレージ[1] アディショナル・レコーディング:カリフォルニア州 キャンベル・マナー、フィルズ・スウェット・ショップ、ビーム・ハウス[1] | |||
ジャンル | ハードロック、ヘヴィメタル、グラム・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | Bludgeon Riffola | |||
プロデュース | ローナン・マクヒュー&デフ・レパード | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
デフ・レパード アルバム 年表 | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「Nine Lives (ft. Tim McGraw)」 - YouTube 「C'mon C'mon」 - YouTube |
背景
本作からの第1弾シングル「ナイン・ライヴス」には、カントリー歌手ティム・マグロウがソングライティングとボーカルで参加している。マグロウのツアー・マネージャーを務めてきたロバート・アレンは、デフ・レパードのドラマーであるリック・アレンの兄で、その縁からマグロウは2005年よりデフ・レパードと親しくなり、2006年にはデフ・レパードのハリウッド・ボウル公演にゲスト参加して意気投合し、今回のコラボレーションにつながった[15]。なお、この曲は本作の発売に先行して、音楽ゲーム『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』のダウンローダブル・トラックとなった[16]。
収録曲の大部分は、複数のメンバーの共作ではなく個々のメンバーが単独で作った曲で、フィル・コリンは後に「4つのプロジェクトが別々に進行していたようなものだった」と振り返っている[17]。本作のタイトルは、バンドが2007年のツアー中に新曲作りを行っていたリハーサル・ルームのことを、スタッフの一人が「スパークル・ラウンジ」と名付けたことに由来している[18]。
反響・評価
全英アルバムチャートでは3週トップ100入りし、最高10位を記録した[4]。アメリカでは8週Billboard 200入りし、2008年5月17日に最高5位を記録した[2]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、「カモン・カモン」に関して「ゲイリー・グリッター風のリズム」、「バッド・アクトレス」に関して「ここ何年かの彼らが発表してきたどの曲よりもハードな、打ちのめすような曲」、「ハルシネイト」に関して「ギター・フレーズが"Photograph"にそっくり」、「オンリー・ザ・グッド・ダイ・ヤング」に関して「『ヒステリア』に直結するような煌めくハーモニー」と評している[19]。また、アンディ・グリーンは2008年5月1日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中2.5点を付け「かつてロバート・ジョン・"マット"・ラングはバンド最大のヒット作『ヒステリア』のプロデュースおよび楽曲の共同制作に携わり、バンドは同作のマジックを『ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ』で再現しようとした」「彼らは明らかに、昔のプロデューサーのことを懐かしがっている」と評している[20]。
収録曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ゴー - Go」 | フィル・コリン、ジョー・エリオット | |
2. | 「ナイン・ライヴス - Nine Lives」(featuring Tim McGraw) | フィル・コリン、リック・サヴェージ、ジョー・エリオット、ティム・マグロウ | |
3. | 「カモン・カモン - C'mon C'mon」 | リック・サヴェージ | |
4. | 「ラヴ - Love」 | リック・サヴェージ | |
5. | 「トゥモロー - Tomorrow」 | フィル・コリン | |
6. | 「クルーズ・コントロール - Cruise Control」 | ヴィヴィアン・キャンベル | |
7. | 「ハルシネイト - Hallucinate」 | フィル・コリン | |
8. | 「オンリー・ザ・グッド・ダイ・ヤング - Only the Good Die Young」 | ヴィヴィアン・キャンベル | |
9. | 「バッド・アクトレス - Bad Actress」 | ジョー・エリオット | |
10. | 「カム・アンダン - Come Undone」 | ジョー・エリオット | |
11. | 「ゴッタ・レット・イット・ゴー - Gotta Let It Go」 | ヴィヴィアン・キャンベル |
デラックス・エディション盤ボーナスDVD
- ビハインド・ザ・カーテン
- ザ・スパークル・ラウンジ・コメンタリー
- ナイン・ライヴス (PV)
参加ミュージシャン
- ジョー・エリオット - ボーカル
- フィル・コリン - ギター、バッキング・ボーカル
- ヴィヴィアン・キャンベル - ギター、バッキング・ボーカル
- リック・サヴェージ - ベース、アディショナル・ギター、バッキング・ボーカル
- リック・アレン - ドラムス、バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- ティム・マグロウ - ボーカル(on #2)
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.