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『ソル:モナージュ』 (SOL MOONARGE) は、1994年1月7日に日本のアイレムから発売されたPCエンジンSUPER CD-ROM2用ロールプレイングゲーム。通称「ソルモナ」。
主人公の剣士「ソレイユ」を操作し、国宝の太陽の剣を持ち出したまま行方不明となった予言者サージを捜し出す事を目的としている。アイレムが刊行していたファンクラブ会報『ドラゴンフライ』内の1コーナー「みんなで作ろうRPG」において、一般ユーザーから募集したアイデアを元に製作されたゲーム。ゲームタイトルはゲーム誌『月刊PCエンジン』誌上で募集された。
開発はアイレムが行い、企画・シナリオは佐藤修(さとうしゅう)が担当、音楽はスーパーファミコン用ソフト『がんばれ大工の源さん』(1993年)を手掛けた平嶋理経が担当、キャラクター・デザインはスーパーファミコン用ソフト『SUPER R-TYPE』(1991年)や『ダイナウォーズ 恐竜王国への大冒険』(1992年)を手掛けた漫画家の風上旬が担当している。
アイレムが1994年にゲーム開発から一旦撤退した時期と重なり、会社の事情により販売本数が極端に少なく、市場から姿を一瞬で消した。1年後、NECホームエレクトロニクスより、名作限定版として再版されたがコレクター性が高く、なかなか市場に出回らずプレミアムソフトとなっている。
2008年に携帯電話ゲームとして移植され、Yahoo!ケータイ版はエグゼクリエイトから、iモード版はコトブキソリューションから配信された。
地震が多発し人々が不安に陥っている王国を舞台に、国宝の太陽の剣を持ち出したまま行方不明となっている予言者サージを捜し出す事を王様から依頼され、剣士ソレイユが旅に出るという内容[1]。
フィールドには昼夜の概念があり、時間の経過とともに変化するシステムとなっている[1]。戦闘はコマンド選択式のオーソドックスなものであるが、戦闘時に選択したコマンドの回数によってキャラクターのタイプが変化していく事を特徴としており、攻撃コマンドが多い場合は戦士タイプ、魔法コマンドが多い場合は魔法使いタイプとなる[1]。また、逃げるコマンドを多用した場合は盗賊タイプとなる[1]。
その他、IIボタンを押す事でフィールドを早く移動する事が可能となる[1]。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ソル:モナージュ 2章 剣士ソレイユの章 | 2008年3月12日[2][3] |
SoftBank 3G (S!アプリ) |
エグゼクリエイト | エグゼクリエイト | ダウンロード (遊んで★ファンタジア) |
- | |
2 | ソル:モナージュ 番外編 ピノの冒険 | 2008年5月1日[2] |
SoftBank 3G (S!アプリ) |
エグゼクリエイト | エグゼクリエイト | ダウンロード (遊んで★ファンタジア) |
- | |
3 | ソル:モナージュ ソニアの章 新たなる旅立ち編 | 2008年6月2日[2][4] |
SoftBank 3G (S!アプリ) |
エグゼクリエイト | エグゼクリエイト | ダウンロード (遊んで★ファンタジア) |
- | |
4 | ソル:モナージュ 3章 明かされる真実 | 2008年8月1日[2] |
SoftBank 3G (S!アプリ) |
エグゼクリエイト | エグゼクリエイト | ダウンロード (遊んで★ファンタジア) |
- | |
5 | ソルモナージュ~剣士ソレイユ編 | 2008年10月24日[5] |
FOMA903i、703iシリーズ (iアプリ) |
エグゼクリエイト | コトブキソリューション | ダウンロード | - | |
6 | ソルモナージュ~第二章 新たなる旅立ち編 | 2008年11月21日[5][6][7] |
FOMA903i、703iシリーズ (iアプリ) |
エグゼクリエイト | コトブキソリューション | ダウンロード (ケムコスペース200) |
- | |
7 | ソルモナージュ~第三章 明かされる真実編 | 2008年12月19日[5] |
FOMA903i、703iシリーズ (iアプリ) |
エグゼクリエイト | コトブキソリューション | ダウンロード (ケムコスペース200) |
- |
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・5・6・6の合計23点(満40点)[8]、『月刊PCエンジン』では90・80・90・85・85の平均86点(満100点)、『電撃PCエンジン』では85・90・85・75の平均83.75点(満100点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.9点(満30点)となっている[9]。1998年に刊行されたゲーム誌『超絶 大技林 '98年春版』(徳間書店)では、「アイレムのファンクラブから立ち上がった作品。従来のRPGに対する不満を解決するためさまざまなアイデアを導入している。そのひとつが戦闘時のコマンド選択により、キャラの成長が決定するシステムだ」と紹介されている[9]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.9 | 3.6 | 3.5 | 3.5 | 3.6 | 3.9 | 21.9 |
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