アフリカ独立教会を崇拝するズールー人たちほとんどのズールー人はキリスト教徒である。彼らはアフリカ独立教会に属している者もいるが、ヨーロッパの宗派(例えばオランダ改革派や聖公会など)に属している者も珍しくない。しかし、多くのズールー人はキリスト教と並行して、祖先から伝わる土着宗教も崇拝している。
ズールー人の宗教には、ウンクルンクル (Unkulunkulu) という神が存在するが、これはキリスト教宣教師がキリスト教においての神という概念をズールー語にあてはめたことから始まったといわれている[1]。ズールー人は元々祖先崇拝 (Amatongo or Amadhlozi) を信条として、それは良くも悪くも人々の生活に介入していた[2]。その信念は、現代のズールー人の人々の間でも広範囲にわたり続いている[3]。