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ジョージタウン (ペナン州)

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ジョージタウン (ペナン州)
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ジョージ・タウン (George Town) は、マレーシアペナン州の州都であるペナン島市の、中心地区である。

概要 ジョージタウン George Town乔治市, 位置 ...
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ペナン・シティホール(旧植民地政府庁舎)
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概要

ペナン島の北東部に位置している。かつては単独で自治体ジョージ・タウン市を運営していたが、1976年12月14日に合併により市域が島全体に広がった。現在は広域都市ペナン島市 (略称:MPPP, マレーシア語:Majlis Perbandaran Pulau Pinang, 英語:Municipal Council of Penang Island)の行政の中心地として機能している。

ジョージ・タウン地区の人口は約15万人で人口密度が非常に高い。古くから交易の拠点として栄えた港町であり、歴史的な街並みは世界遺産に登録されている。地区内には100を超えるホテルが立地しており、ペナン島観光の拠点となっている。

歴史

1786年、イギリス東インド会社が交易の拠点として入植し港を整備した[2]マラッカシンガポールと共に、イギリスによるマレー支配 である海峡植民地のひとつとなった。地名は当時のイギリス国王ジョージ4世に因んだものである。

1957年にマレーシアで最初のとなった。

住民

住民は華人(中国系)が多くを占め、古いたたずまいや文化が残る。そこにマレー系インド系が加わって互いに共存してきた多民族都市である。

名所・旧跡・観光スポット

世界遺産に登録されたジョージタウンの旧市街ではイギリス、中国、マレー、インドなどの文化が混じりあった街並みを見ることができる。港にはイギリス東インド会社が建設したコーンウォリス要塞(Fort Cornwallis)が残っている[3]

「コムター(Komtar)」という地上65階建、円筒形の複合ビルが町のランドマークとなっており、トウモロコシを思わせる形状から「コーンビル(Corn building)」の俗称もある。ホテルレストランショッピングセンターバスターミナルなどが入っている。

町の中心部から車で40分ほどでビーチに着く。夜は屋台が並び、中華、マレー、インドの食文化が展開される。

世界遺産

概要 マラッカ海峡の歴史的都市群、マラッカとジョージタウン(マレーシア), 英名 ...

ムラカ(マラッカ)とともに、その歴史的街並みが2008年ユネスコ世界遺産に登録され、マレーシアでは初の文化遺産となった[2]

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
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観光

  • カピタン・クリン・モスク英語版 - 1801年建造のモスク[4]
  • コーンウォリス要塞英語版 - イギリス東インド会社の提督であったフランシス・ライトが初めて上陸した場所に建てられた要塞[5]
  • セント・ジョージ教会英語版 - 東南アジア最古の英国国教会。1818年建築[3][5]
  • シティ・ホール英語版 - 東インド会社の拠点だった場所で、現在は市議会会場として使用されている[5]
  • ペナン・プラナカマンション英語版 - 19世紀に建てられたプラナカン様式の建造物[6]
  • クー・コンシ英語版(邱公司) - 邱(クー)氏一族によって建てられた中国寺院[3]
  • 極楽寺 - 東南アジア最大の仏教寺院。中国式・タイ式・ビルマ式の三様式からなるパゴタがある[6][7]

姉妹都市

脚注

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参考文献

関連項目

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