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ジョセフ・ドケーヌ(Joseph Decaisne、1807年3月7日 - 1882年2月8日)は、現在のベルギーで生まれたフランスの植物学者である。
当時、フランスの支配下であったベルギーのブリュッセルで生まれた。兄に画家になったアンリ・ドケーヌ(1799-1852)、弟に医学者になったピエール・ドケーヌ(1809-1884)がいる。パリに出て、1824年にフランス自然史博物館の庭師となり、植物園での地位を高めて、植物学者、アドリアン・ド・ジュシュー(Adrien de Jussieu)の助手となった。ヴィクトール・ジャケモン(Victor Jacquemont)らによって、海外で集められた植物の研究を始めた。多くの植物の記載を行い、藻類にも関心を示した。
1847年にフランス科学アカデミーの会員に選ばれ、1865年に会長に選ばれた。1850年にシャルル=フランソワ・ブリソー・ド・ミルベル(Charles-François Brisseau Mirbel)の後を継いで、パリ植物園の栽培部長(chaire de culture du Muséum)に任じられた。フランス植物学会の創立に努めた。1877年にイギリス王立協会の外国人会員に選ばれた。
1858年から1875年にかけて、9巻の『博物館の果樹園』(Le Jardin fruitier du Muséum)を執筆した。
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