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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション ウィキペディアから
シング・オン・ツアー(英: SING ON TOUR)は、世界のユニバーサル・パークス&リゾーツにある、イルミネーション・シアターで行われるコンサート形式のショー・アトラクションである。イルミネーションによる2017年のアニメーション映画『SING/シング』をテーマにしている[1]。
シング・オン・ツアー SING ON TOUR | |||||||||||||||
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主なデータ | |||||||||||||||
種類 | ショー・アトラクション | ||||||||||||||
設計者 | デイミアン・グレイ | ||||||||||||||
テーマ | SING/シング | ||||||||||||||
ショーごとの収容数 | 506名(車イス、電動車イススペース3台) | ||||||||||||||
協賛 |
JCOM株式会社 株式会社ジェイコムウエスト | ||||||||||||||
所要時間 | 約20分(プレショー約6分) | ||||||||||||||
ユニバーサル・エクスプレス・パス 利用可能 |
ハリウッド・エリアに2019年4月18日にオープンした[1]。キャッチ・コピーは「ホンモノ、来日」[2]。
オープン前日の4月17日にオープニングセレモニーが開催されれ、バスター・ムーンの日本語吹替を務めた内村光良がサプライズで登場した[3]。同年8月21日より、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャル・マーケティング・パートナーである株式会社ジュピターテレコム(J:COM)と株式会社ジェイコムウエストが「イルミネーション・シアター」に施設協賛することになった[4]。
パークオープンである2021年9月20日にミニオン・ランドにオープンした。
舞台は「イルミネーション・シアター」。 劇場の支配人バスター・ムーン率いる世界的ミュージカル・ショー「シング・オン・ツアー」の記念すべき第1回公演が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで始まろうとしている。
ゲストがロビーに入場し、もう間もなくのところで問題が発生する。シアターのプリント基板が不調を起こし、ロジータの子供たちは練習室へ乱入、アッシュはさらに大きなギター用アンプを探しに劇場を飛び出し、ジョニーは歌唱中に使用するピアノが不調を起こし、ミーナは再びあがり症を起こしてしまう。プリント基板の修理が完了し、メンバーの問題を把握していなかったバスター・ムーンはゲストを劇場へ案内してしまう。
不穏な空気が劇場に漂う中、アッシュの出番となるが不在のため、ジョニーが「I'm Still Standing」を歌う。グンターとロジータによる「Shake It Off」、ミーナによる「Don't You Worry 'bout a Thing」が続き、アッシュが劇場に戻る。「Set It All Free」を歌うが、アンプが大きすぎたため歌い終わるころにプリント基板が壊れ、丸焦げとなってしまった。劇場は暗闇に包まれたが、ホタルイカが劇場を明るく灯す。オールキャストによる「Faith」が歌われ、「シング・オン・ツアー」の記念すべき第1回公演が幕を閉じる[5]。
本アトラクションでキャラクターたちが歌う楽曲は、映画『SING/シング』の終盤、仮設の野外劇場で披露された曲が使用されており、一部アレンジが加えられている。
2017年にマーケティング・ディレクターの秋山哲らは、2019年の春に導入するアトラクションを本格的に検討し始めた[2]。当時は、すでに天皇が生前退位を表明していたということもあり、導入するアトラクションは、結果的に平成の次の時代(後の"令和")を担う最初のアトラクションになると想定した。新時代を迎えるにあたり、社会の新たなニーズにふさわしいアトラクションの開発が必要だと判断し、平成を振り返ることになった。その際に出たキーワードは、「平和」「不安」「絆」の3つ。これらを踏まえ、新時代を迎えるにあたって社会に貢献すべきことを考え、新時代をより明るく夢のあるものにするため、「全ての人と一緒に夢を見られるアトラクション」を開発することにまとまった。この目的を達成するために、映画『SING/シング』の世界を完全再現してアトラクションにすることを決定した。
ニューヨークを拠点にブロードウェイのステージや巨大ライブを手掛けるクリエイティブディレクターのデイミアン・グレイがアトラクション開発の演出を担当。企画責任者の黒川浩延によると、本物感を再現するアニマトロニクスとして、表情を再現するエモーティカル・エクスプレッション・システムという新たな技術を採用したという[6]。
マーケティング・ディレクターの秋山哲によると、次の時代の中で人々が問題を抱えながらも明るい気持ちで前向きに生きていくために、絆と夢があふれる時代にするために、アトラクションの体験価値とスタッフたちの想いを「ホンモノ、来日。」というキャッチ・コピーに込めているという[2]。
PRマネージャーの札立幸一によると、映画の世界が『ホンモノ』となったということをシンプルに伝えるため、同グループ内のユニバーサル・ピクチャーズ、フジテレビ、プロジェクトの統括リーダーを務めたマーケターの富岡真理の協力を得て、アトラクションのオープン前に地上波で映画『SING/シング』を初放送したという[2]。番組の最後に、アトラクションの開業前のリハーサル映像を放送。オープン前のリハーサル映像を放送することは、過去にない事例であったが、インターネットなどを通じて視聴者の反響はとても大きかったという。
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