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2019年のアメリカのスーパーヒーロー映画 ウィキペディアから
『シャザム!』(Shazam!)は、DCコミックスの同名のスーパーヒーローをベースとする、2019年のアメリカのスーパーヒーロー映画。監督はデヴィッド・F・サンドバーグ、脚本はヘンリー・ゲイデン、出演はザッカリー・リーヴァイ、マーク・ストロング、アッシャー・エンジェルら。『DCエクステンデッド・ユニバース』の7作目。
シャザム! | |
---|---|
Shazam! | |
監督 | デヴィッド・F・サンドバーグ |
脚本 | ヘンリー・ゲイデン |
原案 |
ヘンリー・ゲイデン ダーレン・レムケ |
原作 |
フォーセットコミックス 『キャプテン・マーベル』 クリエイター ビル・パーカー C・C・ベック |
製作 | ピーター・サフラン[1] |
製作総指揮 |
ジェフリー・チャーノフ クリストファー・ゴドシック ウォルター・ハマダ ジェフ・ジョンズ アダム・シュラグマン リチャード・ブレナー デイヴ・ノイスタッター ダニー・ガルシア ハイラム・ガルシア ドウェイン・ジョンソン |
出演者 |
ザッカリー・リーヴァイ マーク・ストロング アッシャー・エンジェル ジャック・ディラン・グレイザー ジャイモン・フンスー フェイス・ハーマン グレイス・フルトン イアン・チェン ジョバン・アルマンド マルタ・ミランズ クーパー・アンドリュース |
音楽 | ベンジャミン・ウォルフィッシュ |
撮影 | マキシム・アレクサンドル |
編集 | ミシェル・オーラー |
製作会社 |
ニュー・ライン・シネマ DCフィルムズ ザ・サフラン・カンパニー セブンバックス・プロダクションズ |
配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
公開 |
2019年4月5日 2019年4月19日[2] |
上映時間 | 132分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $100,000,000[3] |
興行収入 |
$365,971,656[3] $140,371,656[3] 7億2000万円[4] |
前作 |
DCEU アクアマン |
次作 |
DCEU ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY シャザム! シャザム!〜神々の怒り〜 |
1974年のクリスマス、兄とともに父が運転する車に乗っていたサデウス・シヴァナは、突如謎の宮殿「永遠の岩(ロック・オブ・エターニティ)」に召喚される。「永遠の岩」に住む魔術師シャザムから、彼の後継者となることを提案されるが、そこに封印されていた七つの大罪の魔物に唆されたため、勇者となる資格がないと判断され、現実世界に引き戻される。車中に戻ったサデウスと兄が言い争ったことで父が運転を誤り、交通事故に遭い、兄に「お前のせいだ」と罵られたサデウスは、玩具の占いボールに浮かび上がった「我らを見つけろ」というメッセージを目にする。
現代。幼い頃に母親と離れ離れになり、孤児となったビリー・バットソンは、新たな里親バスケス夫妻が運営するグループホームに入居する。そこには足が不自由なフレディ、抱き付き癖のあるダーラ、大学進学を控えたメアリー、ゲーマーのユージーン、無口なペドロという少年少女も住んでいた。母親に会いたい一心で家出を繰り返すビリーは、ここでもまた馴染もうとはしなかった。
壮年となったサデウスは、父の経営する会社がスポンサーをしている研究所を使い、集団ヒステリー調査の名目でかつての自分のようにシャザムに召喚された人々について研究していた。「永遠の岩」に行く方法を発見したサデウスは再び「永遠の岩」へ行き、魔物たちの力の源である魔法の目を封印から解き放ち、魔物たちの力を得る。老いたシャザムは、勇者となる素質を持った人間を探し始める。
フレディたちと学校に通い始めたビリーは、フレディがいじめっ子に暴行される現場に出くわす。最初は無視していたビリーだったが、いじめっ子が「お前に母親はいない」とフレディを罵ったのを聞き、いじめっ子に殴り掛かる。いじめっ子から逃れ、地下鉄に乗ったビリーは「永遠の岩」に召喚され、スーパーヒーロー・シャザムへの変身能力を与えられる。変身が解けないまま現実世界へ戻ったビリーは、ヒーローオタクであるフレディに助力を求める。二人はシャザムの超能力を試しながら、「シャザム!」と唱えることで元の姿に戻ることを偶然発見する。自在に変身できることを知った2人は、動画共有サイトへアップロードしたり、悪人を退治したり、色々な悪戯をしたりとシャザムの能力を楽しみ始める。
魔物の力を得たサデウスは、父の会社の役員会議を強襲し、父と兄を含めた役員たちを虐殺する。そして「新たな勇者が生まれた」という魔物の進言を聞き、その力を得るため、シャザムを探し始める。
一方、シャザムの力を楽しんでいたビリーとフレディだったが、フレディがいじめっ子たちに「スーパーヒーローは自分の親友だ。明日会わせてやる」と宣言したことから、学校では目立ちたくないというビリーといじめっ子を見返したいフレディの間ですれ違いが生じ、二人は喧嘩別れになる。翌日ビリーは学校をサボり、スーパーヒーローが来なかったことでフレディは辱めを受ける。一方、街で超能力を披露していたビリーは、誤ってバスを事故に遭わせてしまう。何とか運転手と乗客を助けたビリーだったが、駆け付けたフレディにマッチポンプ同然の行いを責められまたも言い争いになる。そこに現れたサデウスと戦闘になったビリーは一方的に打ちのめされて戦意を喪失。変身解除のどさくさに紛れ、何とか危機を脱する。
グループホームに戻ったビリーを、里親たちが叱ったあと、メアリーたちが「ビリーの母親を見つけた」と告げる。急いで母親の元へ行くビリーだったが、母親は既に再婚しており、またビリーと離れ離れになったのも、若い身空で夫と離婚し、ビリーを育てなければならないというプレッシャーから逃げるためだったことが分かる。気落ちするも、母親の今の生活を壊すまいと帰路につくビリーに、フレディのスマートフォンを使ったサデウスから「戻ってこい」との電話がかかってくる。
変身し、ホームに戻ったビリーを、魔物でフレディたちを監禁したサデウスが迎える。サデウスの脅迫に屈し、ビリーは彼とともに「永遠の岩」へ向かう。サデウスと魔物に取り囲まれるビリーだが、フレディたちの助けで「永遠の岩」を脱し、現実世界へと戻る。クリスマスのイベントが行われている公園に逃げ込んだビリーたちをサデウスと魔物が襲い、またもフレディたちが人質に取られてしまう。魔術師シャザムの言葉を思い出したビリーが、フレディたちにシャザムの杖を持たせ「シャザム!」と叫ばせると、フレディたちもまたスーパーヒーローへと変身した。力を合わせてサデウスを撃退し、魔物たちを封印したビリーたちは、「永遠の岩」を自分たちの隠れ家にすることにした。
母親との別れ、そして戦いを経て、前向きになったビリーは、ホームでの生活を受け入れ、フレディたちと家族になることを決意する。そして、変身したビリーが来なかったことで嘘吐き呼ばわりされ、学校で独り昼食を取っていたフレディの元に、ビリーが変身した状態で現れ、彼の名誉を挽回する。そしてもう一人、ビリーが「友人」だと言って連れてきた、胸に「S」のマークをつけた人物を見て、フレディは驚きの声を上げるのだった。
ミッドクレジットには、魔物の力を奪われ、投獄されたサデウスのもとに、かつて「永遠の岩」のガラス瓶の中で飼われていた芋虫であるミスター・マインド[5]が現れ、謎めいたメッセージを告げるシーンが差し込まれる。エンドクレジット後、ビリーとフレディが、金魚と話す能力があるか試すシーンで映画は終わる。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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劇場公開版[7] | ザ・シネマ版[8] | ||
シャザム | ザッカリー・リーヴァイ | 菅田将暉[9] | 草尾毅[10][11][12] |
ビリー・バットソン | アッシャー・エンジェル | 緒方恵美[13] | 林勇[11][12] |
Dr.サデウス・シヴァナ | マーク・ストロング | 子安武人[13] | 加藤亮夫[10][11][12] |
フレディ・フリーマン | ジャック・ディラン・グレイザー | 阪口大助[13] | 村瀬歩[11][12] |
スーパーフレディ | アダム・ブロディ | 小野大輔[14] | 小野塚貴志[11][12] |
魔術師シャザム | ジャイモン・フンスー | 杉田智和[13] | 山野井仁[11][12] |
ダーラ・ダドリー | フェイス・ハーマン | 遠藤綾[14] | 八木侑紀 |
スーパーダーラ | ミーガン・グッド | 泊明日菜 | |
メアリー・ブロムフィールド | グレイス・フルトン | 平野綾[13] | 福原綾香[11] |
スーパーメアリー | ミシェル・ボース | ||
ユージーン・チョイ | イアン・チェン | 宮島依里 | 川井田夏海 |
スーパーユージーン | ロス・バトラー | 北田理道 | 石毛翔弥 |
ペドロ・ペーニャ | ジョバン・アルマンド | かぬか光明 | 粟野志門[11][12] |
スーパーペドロ | D・J・コトローナ | 櫻井孝宏[14] | |
ローザ・バスケス | マルタ・ミランズ | 三石琴乃 | 魏涼子[11][12] |
ビクター・バスケス | クーパー・アンドリュース | 楠大典 | 星野貴紀 |
幼いサデウス | イーサン・プギオット | 松本沙羅 | 千本木彩花 |
シヴァナ氏 | ジョン・グローヴァー | 内田直哉 | さかき孝輔 |
シド・シヴァナ | ウェイン・ワード | 北田理道 | 小野塚貴志 |
マリリン(ビリーの母) | キャロライン・パルマー | 小林さやか | 〆野潤子[12] |
ブレット・ブライヤー | カーソン・マコーマック | 茂木たかまさ | 時永ヨウ |
バーク・ブライヤー | エヴァン・マーシュ | 落合福嗣 | 矢野奨吾 |
サンタクロース | ブライアン・カウルバック | 佐藤二朗[9] | 坂本くんぺい[12] |
ミスター・マインド | デヴィッド・F・サンドバーグ | 辻親八 | 高橋研二[12] |
カーニバルの警官 | マイケル・ザビエル | 山本善寿 | |
警備員モラン | クリフ・サンダース | 辻親八 | 坂本くんぺい |
クロスビー博士 | ロッタ・ロステン | 岡純子 | 中村綾 |
レイチェル | ケイシャ・T・フレイザー | 松浦裕美子 | 反町有里 |
グローバー | アンディ・オーショー | 石田嘉代 | |
クワン | リサ・トルーオン | 河村梨恵 | |
「強欲」 | (声)ダリン・デ・ポール | かぬか光明 | |
「妬み」 | (声)スティーブン・ブルーム | 楠大典 | |
「大食」 | |||
「怒り」 | (声)フレッド・タタショア | 藤沼建人 | 中野泰佑 |
「驕り」 | 後藤光祐 | ||
「色欲」 | |||
「怠惰」 | 辻親八 | ||
その他声の出演 | 志田有彩 高宮彩織 | ||
日本語版制作スタッフ | |||
プロデューサー | 飯森盛良[15] | ||
監修 | 福田雄一[16] | ||
演出 | 早川陽一[15] | ||
演出補 | 久保宗一郎 | ||
翻訳 | 佐藤恵子 | 小寺陽子[15] | |
録音 | 菊地一之 | 等々力スタジオ ブルーマウンテンスタジオ スタジオユニ[15] | |
調整 | |||
渉外担当 | 米谷あかり[15] | ||
制作担当 | 邑中藍子[15] | ||
制作 | 東北新社 | ||
初回放送 | 2021年11月7日 21:00-23:30[11][15] | ||
2018年1月30日、本作の監督デヴィッド・F・サンドバーグが撮影開始を自身のインスタグラムで報告した[17]。
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