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シャクルトンクレーター(英語: Shackleton crater)は、月の南極付近に位置するクレーターである。地球の南極を目指した探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられた。
シャクルトン (Shackleton) | |
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南極点周辺のクレーター。 中央紫がシャクルトン。 | |
月面座標 | 南緯89.9度 東経0.0度 |
直径 | 19 km |
深度 | 2 km |
月面余経度 | 日の出時点で0° |
由来 | アーネスト・シャクルトン |
GPN識別子 | 5450 |
高緯度に位置するため、シャクルトンクレーター外縁の高地は月の1日の70%もの間、太陽の光に照らされている。逆に、クレーターの底はほとんど太陽の光に照らされない(月の回転軸は黄道面に対してほぼ完璧に垂直である)、永久影の領域となっている。
シャクルトンは、広大な南極エイトケン盆地の縁に位置している。また、周辺にはシューメーカー、Sverdrup、De Gerlache、Faustiniなどのクレーターが存在する。
クレータの底に太陽の光が届かないことから、かつては水の氷の存在が期待されており、2006年12月に発表されたNASAの月面基地構想では、シャクルトンが基地建設の有力候補地として挙げられていた[1]。
しかし、2007年から2008年にかけて行われたJAXAの月周回衛星「かぐや」の調査により、地表付近に氷が存在する証拠がみられないことが確認された。氷が土に混ざっている、あるいは埋もれている可能性は依然として残されてはいるものの、あったとしてもその量は僅かなものだろうと考えられている[2]。
さらに2008年の11月15日には、インドの月探査機チャンドラヤーン1号が重量35kgのプローブを投下し、シャクルトンクレーターに衝突させて水の存在を調査した。
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