トップQs
タイムライン
チャット
視点

シャクルトン (クレーター)

ウィキペディアから

シャクルトン (クレーター)
Remove ads

シャクルトンクレーター英語: Shackleton crater)は、の南極付近に位置するクレーターである。地球南極を目指した探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられた。

概要 シャクルトン (Shackleton), 月面座標 ...

地形

Thumb
月の南極。中央下がシャクルトンクレーター

高緯度に位置するため、シャクルトンクレーター外縁の高地は月の1日の70%もの間、太陽に照らされている。逆に、クレーターの底はほとんど太陽の光に照らされない(月の回転軸黄道面に対してほぼ完璧に垂直である)、永久影の領域となっている。

シャクルトンは、広大な南極エイトケン盆地の縁に位置している。また、周辺にはシューメーカー英語版SverdrupDe GerlacheFaustiniなどのクレーターが存在する。

探査

クレータの底に太陽の光が届かないことから、かつてはの存在が期待されており、2006年12月に発表されたNASA月面基地構想では、シャクルトンが基地建設の有力候補地として挙げられていた[1]

しかし、2007年から2008年にかけて行われたJAXAの月周回衛星「かぐや」の調査により、地表付近に氷が存在する証拠がみられないことが確認された。氷が土に混ざっている、あるいは埋もれている可能性は依然として残されてはいるものの、あったとしてもその量は僅かなものだろうと考えられている[2]

さらに2008年の11月15日には、インドの月探査機チャンドラヤーン1号が重量35kgのプローブを投下し、シャクルトンクレーターに衝突させて水の存在を調査した。

脚注

関連項目

Loading content...
Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads