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ザ・ハリス・ブラザーズ(The Harris Brothers)は、アメリカ合衆国の男性双生児のプロレスラー2人によるタッグチームである。ザ・ブルーズ・ブラザーズ(The Bruise Brothers)、ザ・グリム・ツインズ(The Grimm Twins)、クリエイティブ・コントロール(Creative Control)などとも名乗った。
双子の兄であるロン・ハリス(Ron Harris)と弟のドン・ハリス(Don Harris)からなる。ともに1960年10月23日生まれ、フロリダ州オーランド出身で、身長203cm、体重130kg。プロレスにおけるキャリアの多くを兄弟タッグで活動した。
アメリカではWWF(ワールド・レスリング・フェデレーション)、WCW(ワールド・チャンピオンシップ・レスリング)、ECW(エクストリーム・チャンピオンシップ・レスリング)、TNA(トータル・ノンストップ・アクション)レスリングなど数々の団体で活動。日本では全日本プロレス、オリエンタルプロレスに参戦した。また兄のロン・ハリスは、単独でWLW(ワールド・リーグ・レスリング)や、その日本の提携団体であるプロレスリング・ノアにも参戦している。
警察勤務を経て、1987年11月にテネシー州ナッシュビルで兄弟ともにプロレス・デビュー。以降、双子の兄弟タッグチーム「ザ・ハリス・ブラザーズ」としてタッグ戦線で活動する[1][2][3]。
1990年8月に、メンフィスでUSWAタッグ王座を奪取。この頃よりロンはジェイコブ・ブルー(Jacob Blu )、ドンはイーライ・ブルー(Eli Blu)のリングネームでタッグ名をザ・ハリス・ブラザーズから「ザ・ブルーズ・ブラザーズ(The Bruise Brothers)」または「ザ・ブルー・ブラザーズ(The Blu Brothers」に改称する(その後、元の名称に再改称している)[1][2][3]。
その後、NWAの加盟団体だったPNW(パシフィック・ノースウエスト・レスリング)、ジェリー・ジャレット&ジェリー・ローラー主宰のUSWA、ジム・コルネット主宰のSMW(スモーキー・マウンテン・レスリング)、WWE(当時WWF)、ECW、WCWなど様々な団体を転戦[1][2][3]。
また日本では1992年にオリエンタルプロレスに兄弟で初来日している。オリエンタルでは、初代USAタッグ王者チームとなった[1][2][3]。
WWFでは、ロンは8ボール(8-Ball)、ドンはスカル(Skull )のリングネームで所属し、クラッシュがリーダーを務め、チェインズこと親戚のブライアン・リーを加えたバイカー集団ユニット「ディサイプルズ・オブ・アポカリプス(Disciples of Apocalypse)」に属して暴れ回った。また、弟とのタッグを「ザ・グリム・ツインズ」に改称(その後、元に戻す)してタッグ戦線で活動したが、ベルト奪取には至っていない。
WCWではクリエイティブ・コントロール(Creative Control)のタッグ名でロンはジェリー・ブリスコのファーストネームから取ったジェラルド(Gerald)、ドンはパット・パターソンのファーストネームから取ったパトリック(Patrick)のリングネームで所属し、nWo2000のメンバーとして活動。nWo2000が活動停止した後はタッグ戦線に乗り込みママルークスとの抗争において2000年にWCW世界タッグ王座を2度獲得した[1][2][3]。
2001年、全日本プロレスに兄弟で初参戦。ザ・ハリス・ブラザーズとして世界最強タッグ決定リーグ戦へエントリーした[1][2][3]。決勝トーナメントへ進出する活躍ぶりであったが、川田利明&長井満也の前に敗退し、決勝戦への進出は果たせなかった[2][3]。
2002年からはTNAへ参戦。しかし、ザ・ハリス・ブラザーズは活動を休止。ロンとドンは別々の道を歩むこととなる[2][3]。
その後、ロン単独でWLWへ参戦。2003年1月にはWLWと提携する日本の団体のプロレスリング・ノアへハーリー・レイスの強い推薦で初参戦[2][3]。
同年7月、WLW世界ヘビー級王座を奪取。同年9月12日、ノアの日本武道館大会で森嶋猛を相手に防衛戦を行った[3]。14分29秒、森嶋のバックドロップの前に敗北し、王座から陥落した。
2004年になると二人ともTNAへ再登場し、ディサイプルズ・オブ・デストラクション(The Disciples of Destruction)なるタッグ名で再始動させた。しかし、2005年にプロレスを引退した。
弟ドンとのタッグ王座等は上記に記載
兄ロンとのタッグ王座等は上記に記載
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