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サニヤー・マルホートラ(Sanya Malhotra、1992年2月25日 - )は、インドのボリウッドで活動する女優。『ダンガル きっと、つよくなる』で女優デビューした。
デリー出身で、コンテンポラリー・ダンスとバレエの経験がある[1]。
サニヤーはダンス・リアリティ番組『Dance India Dance』に出演してトップ100入りを果たした[2]。ムンバイに移住後はテレビ番組のオーディションに参加しつつ、テレビコマーシャルのアシスタントカメラマンとして働いた[3]。広告業界で働く中で、キャスティング監督のムケーシュ・チャブラからオーディションに呼ばれ[2]、ファーティマー・サナー・シャイクと共に2016年公開の『ダンガル きっと、つよくなる』のオーディションに参加する[1]。同作はアマチュアレスリング選手のマハヴィル・シン・フォーガットと彼の娘であるフォーガット姉妹を題材にした伝記映画だが、彼女はアマチュアレスリングの知識がなかったため、役作りのためにレスリングに関するビデオを鑑賞して「レスラーの動き方、歩き方、ボディランゲージ」を学んだ[1]。2人はニテーシュ・ティワーリーとアーミル・カーンとの5回のオーディションでフィジカルトレーニングとワークショップを受け[3]、元レスラーのクリパ・シャンカル・パテル・ビシュノイから指導を受けた[3]。同作は興行的な成功を収め、2017年のインド映画興行成績第1位となった[4][5]。アヌパマ・チョープラーは、サニヤーが物語に「力強いサポート」を提供したと批評している[6]。同年にはアーミル・カーンがプロデュースした『シークレット・スーパースター』の楽曲「Sexy Baliye」の振り付けを担当している[7]。
2018年にヴィシャール・バルドワジの『Pataakha』に出演し、ラーディカー・マダンと共演した。同作はチャラン・シン・パティックの短編小説『Do Behnen』を原作とし、仲違いするラージャスターン州の姉妹を描いている[8]。2人は役作りのため、ラージャスターン州ジャイプル近郊のロンシ村に滞在して現地語や風俗を学び[9]、役作りのために体重を10キログラム増量している[10][11]。サニヤーの演技について、ラジャ・センは「異常なほどの熱意で役を演じている」「大胆不敵な女優に見える」と批評している[12]。同年には中年女性の妊娠問題を題材にした『Badhaai Ho』に出演し、アーユシュマーン・クラーナーと共演している。同作は興行的な成功を収め、批評家からも高い評価を得ている[13]。
2019年にリテーシュ・バトラの『Photograph』でナワーズッディーン・シッディーキーと共演し、同作はサンダンス映画祭と第69回ベルリン国際映画祭で上映された[14]。ハリウッド・リポーターは「breakout talent」特集でサニヤーを紹介し[15]、フィルム・コンパニオンのラーフル・デサイも彼女の演技を賞賛している[16]。サニヤーは同作の演技を評価され、フィルムフェア賞 審査員選出女優賞にノミネートされている[17]。
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