サッカーアメリカ合衆国代表

アメリカの男子サッカーナショナルチーム ウィキペディアから

サッカーアメリカ合衆国代表(サッカーアメリカがっしゅうこくだいひょう、: United States men's national soccer team)は、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)によって構成される、アメリカ合衆国サッカーナショナルチームである。

概要 サッカーアメリカ合衆国代表, 国または地域 ...
サッカーアメリカ合衆国代表
国または地域 アメリカ合衆国
協会 アメリカ合衆国サッカー連盟
FIFAコード USA
愛称 USMNT
The Stars and Stripes
The Yanks
監督 マウリシオ・ポチェッティーノ
キャプテン クリスチャン・プルシック
最多出場選手 コビ・ジョーンズ(164試合)
最多得点選手 クリント・デンプシー
ランドン・ドノバン(57得点)
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ホームカラー
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アウェイカラー
初の国際試合
 スウェーデン 2–3 アメリカ合衆国 
(ストックホルム, 1916年8月20日)[1]
最大差勝利試合
 アメリカ合衆国 8–0 バルバドス 
(カーソン, 2008年6月15日}
最大差敗戦試合
 ノルウェー 11–0 アメリカ合衆国 
(オスロ, 1948年8月6日)
FIFAワールドカップ
出場回数 11回(初出場は1930
最高成績 3位 (1930)
CONCACAFゴールドカップ
出場回数 19回
最高成績 優勝 (1991, 2002, 2005, 2007, 2013, 2017, 2021)
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概要

アメリカ代表はFIFAワールドカップ第1回大会に出場したチームの1つであり、3位に入賞した。これは北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)所属および欧州・南米以外の代表チームにおける最高成績となっている。また、メキシコ代表との対戦は北アメリカダービー(または北中米ダービー)と呼ばれている。

歴史

要約
視点

1950年大会ではイングランド1-0で破る「FIFAワールドカップ史上最大の番狂わせ」を演じるもグループステージ最下位で敗退した。その後暫く予選敗退が続いたが1990年大会で10大会ぶりに本戦出場を果たし、自国開催となった1994年大会ではベスト16に進出し、2002年大会ではベスト8へ進出した。FIFAコンフェデレーションズカップ2009では準決勝で連勝と連続無敗の世界記録を更新中だったスペインを破って準優勝(決勝でブラジルに敗退)した。

2010年大会ではグループリーグで優勝候補のイングランドと同組になるも、そのイングランドを抑えて首位で通過、決勝トーナメント1回戦ではガーナに敗れるも2大会ぶりにベスト16へ進出する。2014年大会ではドイツポルトガルガーナと全チームがワールドカップベスト8以上を経験する死の組になったが、1勝1敗1分の2位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では大会屈指のタレント集団であったベルギーと対戦し延長戦の末に敗れるも、2大会連続でベスト16の成績を収めた。

FIFAワールドカップには、1990年イタリア大会から2014年ブラジル大会まで7回連続で本大会出場を果たしていた。2018年ロシア大会北中米5次予選では出だしで躓き、開幕節のメキシコ戦と次節のコスタリカ戦に連敗して暫定最下位となった。ここで代表監督のユルゲン・クリンスマンが解任され[2]、元代表監督のブルース・アリーナが後任となると、北中米5次予選で徐々に順位を上げ、最終節直前の時点では予選通過圏内の3位となっていた。だが、アメリカは最終節でアウェーのトリニダード・トバゴ戦に敗れ、同時刻キックオフの最終戦にそれぞれ勝利したパナマホンジュラスに順位を逆転されて5位に転落し、本大会出場を8大会ぶりに逃した。アリーナは敗退の責任を取って代表監督を辞任した[3]

しかし、2022年の北中米カリブ海予選では3位につけ、2大会ぶり11回目の本大会出場を決めた。本大会ではグループBに入り、イングランド、イランウェールズと同じグループに入った。初戦のウェールズ戦では1-1、2戦目のイングランドとは0-0の引き分け、3戦目のイラン戦では1-0で勝利し、グループリーグを2位で通過した。ノックアウトステージ初戦ではグループAを1位で通過したオランダ代表と対戦し、1-3で敗退した[4]

2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ以来の開催となったコパ・アメリカ2024グループCに組み分けされ、初戦でボリビアクリスチャン・プルシックフォラリン・バログンのゴールで2-0で勝利したが、続くパナマ戦はフォラリン・バログンの2試合連続ゴールで先制するも、18分にティモシー・ウェアが一発退場になったことが重く響き、26分にセサール・ブラックマンのゴールで同点とされ、83分にはホセ・ファハルドに逆転ゴールを決められ1-2で敗戦。勝利以外でグループステージ敗退が決まるウルグアイ戦でもなかなか得点を奪えず、逆に66分にマティアス・オリベラに先制点を奪われ、最後まで同点には追いつけず0-1で敗戦。結局初戦で勝利しながらその後の2試合を落とし3位でのグループステージ敗退に終わった[5]

成績

FIFAワールドカップ

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開催国 / 年成績
ウルグアイの旗 19303位320176
イタリア王国の旗 19341回戦敗退100117
フランスの旗 1938不参加(参加辞退)
ブラジルの旗 1950グループリーグ敗退310248
スイスの旗 1954予選敗退
スウェーデンの旗 1958
チリの旗 1962
イングランドの旗1966
メキシコの旗 1970
西ドイツの旗 1974
アルゼンチンの旗 1978
スペインの旗 1982
メキシコの旗 1986
イタリアの旗 1990グループリーグ敗退300328
アメリカ合衆国の旗 1994ベスト16411234
フランスの旗 1998グループリーグ敗退300315
日本の旗大韓民国の旗 2002ベスト8521277
ドイツの旗 2006グループリーグ敗退301226
南アフリカ共和国の旗 2010ベスト16412155
ブラジルの旗 2014411256
ロシアの旗 2018予選敗退
カタールの旗 2022ベスト16412134
合計 出場11回3798204066
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FIFAコンフェデレーションズカップ

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
サウジアラビアの旗 19923位210155
サウジアラビアの旗 1995不出場
サウジアラビアの旗 1997
メキシコの旗 19993位530253
大韓民国の旗 日本の旗 2001不出場
フランスの旗 2003グループリーグ敗退301213
ドイツの旗 2005不出場
南アフリカ共和国の旗 2009準優勝520389
ブラジルの旗 2013不出場
ロシアの旗 2017
合計4/10156181920
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CONCACAFゴールドカップ

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
エルサルバドルの旗 1963不参加
グアテマラの旗 1965
ホンジュラスの旗 1967
コスタリカの旗 1969予選敗退
トリニダード・トバゴの旗 1971不参加
ハイチの旗 1973予選敗退
メキシコの旗 1977
ホンジュラスの旗 1981
1985グループリーグ敗退421143
1989準優勝843163
アメリカ合衆国の旗 1991優勝5410103
アメリカ合衆国の旗 メキシコの旗 1993準優勝540155
アメリカ合衆国の旗 19963位430183
アメリカ合衆国の旗 1998準優勝430162
アメリカ合衆国の旗 2000ベスト8321062
アメリカ合衆国の旗 2002優勝541091
アメリカ合衆国の旗 メキシコの旗 20033位540134
アメリカ合衆国の旗 2005優勝6420113
アメリカ合衆国の旗 20076600133
アメリカ合衆国の旗 2009準優勝6411128
アメリカ合衆国の旗 2011640296
アメリカ合衆国の旗 2013優勝6600204
アメリカ合衆国の旗 カナダの旗 20154位6321124
アメリカ合衆国の旗 2017優勝6510134
アメリカ合衆国の旗 コスタリカの旗 ジャマイカの旗 2019準優勝6501152
アメリカ合衆国の旗 2021 優勝 6 6 0 0 11 1
アメリカ合衆国の旗 カナダの旗 20233位------
合計19/279773131118262
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NAFC選手権

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
キューバの旗 19473位2002210
メキシコの旗 19492位4112815
カナダの旗 19903位200202
アメリカ合衆国の旗 19912位211021
合計 4/4 10 2 2 6 14 29
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オリンピック

歴代監督

  • トーマス・ケーヒル 1916-1924
  • ジョージ・バーフォード 1924-1925, 1927-1928
  • ナット・アガー 1925-1927
  • ロバート・ミラー 1929-1933
  • デビッド・グールド 1933-1934
  • ビル・ロイド 1934-1937
  • 監督不在 1938-1946
  • アンドリュー・ブラウン 1947-1948
  • ウォルター・ジースラー 1948-1949
  • ビル・ジェフリー 1949-1952
  • ジョン・ウッズ 1952-1953
  • エルノ・シュワルツ 1953-1955
  • ジョージ・マイヤー 1957, 1965
  • ジム・リード 1959-1961
  • ジョン・ハーベルガー 1964
  • フィル・ウースナム 1968
  • ゴードン・ジャーゴ 1969
  • ボブ・キーホー 1971-1972


歴代選手

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