コロンボ・プランとは、戦後最も早期に組織された開発途上国援助のための国際機関。主に技術協力を通じてアジア太平洋地域諸国の経済・社会開発を促進し、その生活水準を向上させることを目的とする。
正式名称は「アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン」。事務局はスリランカのコロンボにある。
1950年1月にコロンボで開かれたイギリス連邦外相会議を源としており、1951年7月に活動を開始する。当初イギリス連邦諸国のみを加盟国としていたが、その後その他の各国も加わり加盟国は増加した。
日本におけるコロンボ・プラン
日本は1954年10月6日に、コロンボ・プランへの加盟を閣議決定。コロンボ・プランの第6回会合に正式加盟国として参加した。日本は翌1955年から研修員の受け入れ、専門家の派遣といった政府ベースの技術協力を開始した。これが日本のODAの開始とされている。加盟を契機として、戦後日本はマーシャル・プラン等による被援助国から援助国へ転換した。
1987年には、外務省と国際協力事業団(JICA)がコロンボ・プランへの加盟日である10月6日を「国際協力の日」とすることに決定した。しかし現在は、二国間のODAの方が金額的に多く、コロンボプランとしての活動はそれほど活発ではない。
加盟国
アルファベット順。( )内は加盟年。
外部リンク
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