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『グラディウスIII』(グラディウススリー GRADIUS III)は1990年12月21日にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売された日本のテレビゲームソフトである。
アーケードゲーム『グラディウスIII -伝説から神話へ-』(以下「AC版」)をベースにした移植版として、コナミのスーパーファミコン第1弾ソフトとして発売された。
AC版の完全移植ではなく、従来の家庭用グラディウスシリーズと同様のアレンジ移植であり、ボスキャラクターの縮小や、一部のステージやボスが削除されている一方、一部武装の変更や追加、青カプセルの復活、AC版と比べて大幅に低くなった難易度、ステージの短縮、オートパワーアップモードやコンティニューの追加[2]などの変更が加えられている。AC版も処理落ちは多いが、本作はそれ以上に処理落ちが多く、またキャラクター欠けも発生する。
作品の位置付けはFC版『グラディウスII』の後継となる。タイトルロゴはFC版グラディウスIIを踏襲したデザインであり、サブタイトルが同様に無くなっているほか、AC版と違ってローマ数字のIIIが斜体表記になっている。
アーケード版と共通のパワーアップについては該当項目を参照。
タイプセレクト装備はAC・ファミコン版『グラディウスII』をベースとした配置となっており、アーケード版とは大きく異なる。
カプセル数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | スピードアップ | ノーマルミサイル | ダブル | ノーマルレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ2 | スピードアップ | 2ウェイミサイル | テイルガン | リップルレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ3 | スピードアップ | スプレッドボム | ヴァーティカル | サイクロンレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ4 | スピードアップ | フォトントゥーピド | バックダブル | ツインレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
ゲージの表記は個別の武装ごとに分けられている。?(バリア)はフォースフィールド、シールドから選択する。
ミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ? | ! |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルミサイル | ヴァーティカル | ツインレーザー | オプション | シールド | スピードダウン |
ホークウィンド | ダブル | リップルレーザー | スネークオプション | フォースフィールド | リメインオプション |
2ウェイバック | テイルガン | エナジーレーザー | フォーメーションオプション | ローリングシールド | フルバリア |
スモールスプレッド | バックダブル | サイクロンレーザー | ローリングオプション | リデュース | メガクラッシュ |
「SFC/PS2」はAC版の完全移植であるPS2版『グラディウスIII&IV -復活の神話-』およびPSP版『グラディウス ポータブル』において条件を満たすことで使用できるエクストラエディットで用意されている装備である。
項目 | AC版 | SFC版 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
フォント | タイトルロゴ調 | 通常スコア表記 | SFC版は文字が点滅 | |
スタート | 1人プレイ | START | ||
2人プレイ(1P) | 1P START | PLAYER 1 START | ||
2人プレイ(2P) | 2P START | PLAYER 2 START | ||
ゲームオーバー | 1人プレイ | GAME OVER | GAME OVER | AC版はBGMの最後に「ゲーム・オーバー」のボイスあり |
2人プレイ(1P) | PLAYER 1 GAME OVER | |||
2人プレイ(2P) | PLAYER 2 GAME OVER |
ステージ | 概要 | ボス | 使用曲 | |
---|---|---|---|---|
1 | 砂漠 | 基本構成はAC版と同じであるが、サンドライオンが出現しない。ボスはゴライアスだが、護衛の形が異なる。また、護衛が糸を出さない。なおこの面と火山・溶岩ステージのボス戦のBGMはオリジナル曲Shipe Shootが使用されている。 |
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2 | 泡 | 基本構成はAC版と同じであるが、ボーナスステージへの入り口がある(火山・モアイ・溶岩・高速ステージにも存在する)。泡の色は青と緑の2色のみで紫と赤は存在せず、天井から垂れ落ちたり地表から浮き上がる泡も登場しない。ステージ1から順調に進んでいれば、中盤辺りで最初のオプションハンターが出現する。地形の当たり判定が見た目同様に変化することはない。ボスはバブルアイで、吐いた泡は画面左端での反射はしない。また、常に自機を押し潰そうとY軸を合わせて動く。 |
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3 | 火山惑星 | 基本構成はAC版のそれから迷路部分を取り除いた物だが、各ブロックの内容はAC版とは異なる。特に岩盤エリアは全く別物といえ、掘れる土がキャラクタ単位になっておりAC版ほど掘り方に融通が利かず、また難易度にもよるが岩石が破壊可能になっている。ボスはビッグコアMk-III(ただし反射レーザーの速度がオリジナルより遅く、容易に避けられる。第2形態のときの高速パルスレーザー連射の代わりに、太いレーザーを出しているときに通常のレーザーを数回連射する)。 |
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4 | モアイ地帯 | 巨大モアイは出現しないが、途中のモアイの中に動く物がある。ボスはBIG MOAI TWINヴァイフ。護衛を撃っても膨らまずに消滅するだけだが、弱点の口を攻撃すると画面が揺れる上、天井から当たり判定のある小さな岩が降ってくる。しかし、地面に跳ね返ったものには当たり判定がない。ボス戦で一定時間が経過するとステージクリアとなる。 |
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5 | 溶岩 | AC版に比べ、火山弾の量や硬さは抑えられている。また、分裂した後の火山弾も破壊可能。ボスはゴルゴーン。片方の頭を破壊すると逆回転となる。基本的な対処法はAC版のバルチャードドラゴン(第二形態)と同じだが、こちらは倒された後の破片に当たり判定が存在し、自機が当たるとミスになる。 |
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6 | 植物惑星 | AC版と違って触手に触れるとミスになる。ボスのブロッティング・ウィードの吸引力はAC版より弱くなっており、逆方向入力で吸引口へ引きずり込まれずに済むようになっている。 |
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7 | 高速ステージ | 横方向高速スクロール面のSFC版オリジナルステージ。AC版『Ⅱ』の6面と似たスタイルだが、こちらの方が移動速度が早く素早い動きが必要となる。ボスはSFCオリジナルのビーコン。 |
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8 | ボスラッシュ | ボスの配列が多少異なり[3]、テトランは出てこない。ステージ突入時及びミス後の復帰時にはボス出現前に大量の赤ザブが出現しパワーカプセルを供給する。終盤のザブはパワーカプセルを持たない。また、AC版と違いミスした場合にはミスしたボスから再開となる。またデスとデリンジャーコア以外の各ボスには専用のBGMが用意されている。AC版で使用したBGM「Take Care!」 はデス戦のみ使用されている。 |
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9 | 要塞 | AC版とのコンセプトは同じだが内部は配置変更や一部簡略など大幅に変化している。ボスラッシュとは別のステージになっており、進入通路やゲートは存在しない。内部のトラップは、停電ポイントや回転レーザーをはじめ、多くがカットされている。また一部の障害物が中ボス「ディスラプト」の後に配置されている。壁はがれ地帯は、量とスピードがAC版より多い。ボスは「シャドーギアMk-II」。2体出現しそれを倒すとクリアとなる。 |
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10 | 細胞 | 最終ステージ。AC版6面と10-B面のボス手前エリアを併せた最終ステージ。触手を生やして攻撃する肉団子や復活壁が存在するなど、AC版6面に近い部分がある。復活壁を通過すると最終ボスに到着する。ボスはバクテリアン。AC版同様3つの白い弾を吐き出すが、隠しステージが存在しないため当たってもミスになるだけである。また、撃破後はそのままエンディングが表示され次の周回となる。デモ中に、AC版における高速スクロール地帯に相当する脱出シーンはある。 |
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ボーナスステージ | 泡・火山・モアイ・溶岩・高速ステージに存在する隠しポイントからこのステージに突入できる。ある特定の条件を満たしていないと入れないものも存在する。ボーナスステージでは攻撃のない赤砲台が出現し、地形をショットで掘削しながら通常出現する赤カプセルと青カプセル以外にこのステージ専用で出現する黄カプセル(得点)と緑カプセル (1UP) を次々と獲得していく。これらの特徴はMSX他、旧国産PCへの移植版グラディウスの追加要素だった「エキストラステージ」を受け継いだものである。なおボスは存在せず、このステージを通過するとその面(泡・火山・モアイ・溶岩・高速ステージ)をクリアした事となり、当該のボス戦は免除される。 |
(なし) |
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No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | グラディウスIII | 1997年12月1日 |
スーパーファミコン | コナミ | コナミ | フラッシュロムカセット (ニンテンドウパワー) |
117382 | - | サービス終了 |
2 | グラディウスIII | 2006年3月14日 |
Windows | コナミ | インターネットレボリューション | ダウンロード (i-revo) |
- | - | サービス終了 |
3 | グラディウスIII | 2007年4月23日 2007年9月25日 2007年9月28日 |
Wii | コナミ | コナミ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | - | サービス終了 |
コナミのスーパーファミコンでの初作品とあって、開発ノウハウが未蓄積の中奮闘している様子が「千両箱 平成三年版」の本作サウンドトラックライナーノーツなどから窺い知ることができる。
評価 | ||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.00 | 4.43 | 4.26 | 4.25 | 3.96 | 3.71 | 24.61 |
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