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『クロックタワー』(CLOCK TOWER)は、1995年9月14日にヒューマンから発売されたスーパーファミコン用アクションアドベンチャーゲーム。
ジャンル |
アクションアドベンチャー ポイント・アンド・クリックアドベンチャー |
---|---|
対応機種 |
スーパーファミコン (SFC) ニンテンドウパワー (NP) Wii Wii U Windows 7/8.1/10 (Win7) [for Windows 95] Windows 95 (Win95) [The First Fear] PlayStation (PS) PlayStation 3 (PS3) PlayStation Portable(PSP) PlayStation Vita (PS Vita) [for ワンダースワン] ワンダースワン (WS) [リワインド] Nintendo Switch (Switch) PlayStation 4 (PS4) PlayStation 5 (PS5) Microsoft Windows Xbox Series X/S (XSX) |
開発元 |
ヒューマン [リワインド] サンソフト カプコン WayForward Technologies |
発売元 |
ヒューマン サンソフト [リワインド] SUPERDELUXE GAMES Limited Run Games |
プロデューサー | 市崎裕康 |
ディレクター | 河野一二三 |
プログラマー |
薗田直樹 AKABO 藤井伸宏 |
音楽 | 新倉浩司 |
美術 |
飯島章嘉 貴山由妃 |
シリーズ |
シネマティックライブシリーズ クロックタワーシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 24メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
SFC 1995年9月14日 NP 1997年9月30日 Wii 2010年8月3日 Wii U 2013年11月6日 Win7 2017年5月23日 [for Windows 95] Win95 1997年3月28日 Win95(廉価版) 1999年8月20日 [The First Fear] PS 1997年7月17日 PS3, PSP 2011年11月9日 PS Vita 2012年8月28日 [for ワンダースワン] WS 1999年12月9日 [リワインド] 2024年10月31日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:M(17歳以上) |
コンテンツアイコン |
CERO:暴力、恐怖、犯罪 ESRB:Animated Blood, Gore, Animated Violence |
デバイス | プレイステーションマウス (PS) |
その他 | 型式:SHVC-AJEJ-JPN |
1997年にWindows 95およびPlayStationに移植され、1999年にはワンダースワンに移植された。PlayStation版にはサブタイトルが付き、『クロックタワー・ザ・ファーストフィアー』(CLOCK TOWER 〜The First Fear〜)として発売されている。スーパーファミコン版はバーチャルコンソール対応ソフトとして2010年にWii、2013年にWii Uにて配信され、PlayStation版は2011年にゲームアーカイブス対応ソフトとして配信された。2024年にはNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、PC、Xbox Series X/S向け移植復刻版『クロックタワー・リワインド』(Clock Tower: Rewind)が発売。
『セプテントリオン』(1993年)、『ザ・ファイヤーメン』(1994年)に続くシネマティックライブシリーズの完結編、ならびに、「クロックタワーシリーズ」の第1作目。
正体不明の殺人鬼の住む館に招かれた主人公が、殺人鬼や超常現象からひたすら逃げながら館からの脱出を図るアドベンチャーゲーム。三人称視点のフィールド内のキャラクターに間接的な指示を与えるというゲームシステムを取り入れている[注釈 1]。このシステムと「非力でか弱いヒロイン」という設定を活かし、ホラー映画さながらの「逃げ惑うキャラクターを鑑賞者の視点で見守るもどかしさ」を演出するとともに、ゲーム上の恐怖演出として成立させた点に大きな特徴と独自性がある[2]。イタリアの映画監督ダリオ・アルジェントのホラー映画のオマージュ作品であり[3]、特に『フェノミナ』の影響が強く主人公の名前や容姿は同作に因んでいる[4]。
スーパーファミコン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂を獲得した。
『リワインド』以外は日本のみで発売され、海外でファンによる非公式の翻訳が行われていた[5]。
基本システムの名称はSFC版の時点では存在せず「2」以降に付けられたもの。本稿ではPS版「The First Fear」のマニュアルに準拠した名称で解説する。
北欧の山間にひっそりとたたずむ屋敷があった。屋敷には高くそびえる時計塔があり、土地の人々はその鐘の音を合図に放牧を行ったものである。いつしか土地の人々はこう呼び習わしていた。CLOCK TOWER ―時計塔屋敷―と……。しかし、ある日時計塔の鐘の音は途絶えてしまう。まるで時を無くしてしまったかのように。
1995年―。とある孤児院にひときわ目立つ美少女を見出すことができる。名は、ジェニファー。父は失踪、その後に母親とも死に別れ、孤児院に引き取られたのである。そしてある日、彼女と友人達3人の養育先が見つかったという知らせが入った。彼女は引率してくれる教師メアリーと3人の友人達と共にその養育先へ向かう。そこがCLOCK TOWERと呼ばれる屋敷とも知らずに……。[7]
ジェニファーを死に至らしめる敵。
プレイヤーの行動によってエンディングは以下の9種類に分岐する。Sランクではローラかアンの二者択一でどちらかを助けることが可能となっている。
続編ではジェニファーのみ生還が前提となっているが、A~Cのどれが展開上正史になるかは明かされていない。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | CLOCK TOWER for Windows 95 | 1997年3月28日 |
Windows 95 | ヒューマン | ヒューマン | CD-ROM | MKW-039 | ||
2 | CLOCK TOWER 〜The First Fear〜 | 1997年7月17日 |
PlayStation | ヒューマン | ヒューマン | CD-ROM | SLPS-00917 | - | |
3 | クロックタワー | 1997年9月30日 |
スーパーファミコン | ヒューマン | ヒューマン | フラッシュロムカセット (ニンテンドウパワー) |
- | ||
4 | ULTRA2000「CLOCK TOWER〜クロックタワー〜」 | 1999年8月20日 |
Windows 95 | ヒューマン | ヒューマン | CD-ROM | - | 廉価版 | |
5 | クロックタワー for ワンダースワン | 1999年12月9日 |
ワンダースワン | ヒューマン | 加賀テック | ロムカセット | SWJ-KGT002 | - | |
6 | クロックタワー | 2010年8月3日 |
Wii | ヒューマン | サンソフト | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | スーパーファミコン版の移植 | [9] |
7 | CLOCK TOWER 〜The First Fear〜 | 2011年11月9日 |
PlayStation 3 PlayStation Portable PlayStation Vita |
ヒューマン | サンソフト | ダウンロード (ゲームアーカイブス) |
- | PlayStation版の移植 | [10] |
8 | CLOCK TOWER 〜The First Fear〜 | 2012年8月28日 |
PlayStation Vita | ヒューマン | サンソフト | ダウンロード (ゲームアーカイブス) |
- | PlayStation版の移植 | |
9 | クロックタワー | 2013年11月6日 |
Wii U | ヒューマン | サンソフト | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | スーパーファミコン版の移植 | [11] |
10 | クロックタワー | 2017年5月23日 |
Windows 7/8.1/10 | ヒューマン | D4エンタープライズ | ダウンロード (プロジェクトEGG) |
- | スーパーファミコン版の移植 | [12][13] |
11 | クロックタワー・リワインド | INT 2024年10月31日 |
Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox Series X/S Windows |
WayForward Limited Run Games |
サンソフト SUPERDELUXE GAMES Limited Run Games |
ダウンロード BD-ROM Nintendo Switch専用ゲームカード |
- | スーパーファミコン版の復刻 | [14] |
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SFC版 | 3.5 | 3.4 | 3.0 | 3.4 | 3.4 | 3.6 | 20.3 |
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」において、スーパーファミコン版は8・7・8・8の合計31点(満40点)でシルバー殿堂を獲得[18]、PlayStation版は合計27点(満40点)[19]とやや高評価であったがワンダースワン版は合計22点(満40点)[20]と標準的な評価となった。また、スーパーファミコン版は『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」において右記の通り20.3点(満30点)[21]とやや高評価となった。
ゲーム情報サイト『電撃オンライン』にてライターMは、本作のスーパーファミコン版を「独特の世界観演出と難解な謎解きで多くのファミコン少年を魅了した名作」であると位置付け、シリーズの中ではホラー演出よりも謎解きの要素が強い作品であり、コマンド総当たりの旧式のアドベンチャーゲームと探索系アクションゲームの両方の要素を持った事に関して「当時としては斬新なスタイルの作品」であったと称賛した[4]。一方で難易度に関しては、エンディングにて最高評価を得る事が至難の業であるとし、原因は一部の部屋の配置がランダムで変化する事にあると苦言を呈した[4]。
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