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1999年の韓国のテレビドラマ ウィキペディアから
『クッキ 〜菊熙〜』(朝鮮語: 국희(菊熙)クッキ)は、1999年9月13日から11月16日までMBCで放送された韓国ドラマ。
日本では、字幕版が衛星劇場で2005年5月11日から7月13日まで、熊本朝日放送で2005年5月10日から6月8日まで放送された。また、日本語吹き替え版 はNHK-BS2で2006年4月6日から2006年8月24日まで放送された。全20話(BS2では最終回を2回に分けて放送したため全21回)。
韓国では最高視聴率53.1%を記録したヒットドラマであり、1999年度韓国最高のテレビ番組賞を受賞した。
なお、主人公の名前は「ミン・グッキ」であり、DVDは『グッキ』の名前で販売されているが、韓国語の濁音は語頭に来ると清音に変化する特性を持っているため、「ミン・グッキ」を名前だけで呼ぶ場合は「クッキ」となる。そのため、BS2では、韓国語の発音により近い『クッキ』の題名で放送された。
1932年、日本の統治下にあった朝鮮半島黄海道海州。医師のミン・ヨンジェは妻を亡くし、生まれたばかりの娘、ミン・グッキ(クッキ)と自分の財産を親友のソン・ジュテ(チュテ)に託し、朝鮮半島の独立を目指す運動に参加するため、満州へと旅立つ。だが、チュテはヨンジェの信頼を裏切り、ヨンジェの財産を横領して、成長したクッキを使用人同然に扱った。さらに、独立を目指すヨンジェの志とは対照的に地元の日本軍との癒着を深めていくのだった。
1945年、女学校への進学を希望していたクッキは、ソン夫妻の手によって奉公に出される。しかし、進学の希望を捨てきれないクッキは、海州を飛び出し、京城(現在のソウル)に向かい、そこで洋菓子屋「大和(テファ)堂」の主人、チャン・テファに拾われる。そのころ、日本が降伏して、朝鮮半島の解放が決定する。ヨンジェは愛しい娘に会うため、故郷へと向かうが、悪事の発覚を恐れたチュテは、日本軍憲兵隊の隊長、中村一郎の財産を買い取るのと引き換えに、中村にヨンジェを暗殺させるのだった。そして、ソン一家は横領した財産を質屋のキム・マンボクに売り払い、ソウルへと逃亡する。解放を期に、クッキは故郷へ戻り、父に会おうとするが、会うことは出来ず、やむなくテファ堂に戻り、菓子職人の修行に励むのだった。
13年の月日が流れた1958年、テファ堂の後継者として店を切り盛りするクッキは思わぬ形でソン一家、そして、幼い頃、兄のように慕っていたキム・サンフン(キム・マンボクの息子)と再会する。そのころ、ヨンジェの部下、チェ・ミングォンはクッキの行方を必死になって探していた。かつての海州の関係者と再会することで、平穏な日々を送っていたクッキは再び、過酷な運命に翻弄されていく・・・。
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