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キャンピングトレーラーとは、キャンピングカーの一種であり、箱型の居室にドア、窓、ベッド、ダイニングテーブル、キッチン、トイレ、シャワーなど生活に必要な装備を一通り整えたトレーラーを言う。トラベルトレーラー (travel trailer) とも言う。欧州ではWohnwagenもしくはキャラバン (caravan) と呼ばれる。牽引する車両をトラクターユニットと呼ぶ。
自走装置を持たず、他の自走車両にけん引されるタイプのキャンピングカーである。欧米では旅行手段の一つとして定着しており、日本と比べ圧倒的に登録数が多い。
以下に、日本では一般的なキャンピングカーであるキャブコンバージョンとの違いを述べる。
牽引時短距離で停止するためにはトレーラーの制動も必要となるが、トレーラーの制動装置には、トラクターからの指令方式で大きく分けて3つの方式がある。主制動装置のほかに、駐車用の制動装置も備える。
制動方式のほかに、ヨーロッパ製トレーラーとアメリカ製トレーラーでは以下の相違がある。また、日本製も存在するが、大量生産ではなく極少数であることから、どちらかにあわせている(主にアメリカンスタイルが多い)。ただし、車体の構造は軽量化のため、アルミやFRPを多用し、内装には断熱性の高い木材や樹脂が多用される、という特徴がある。
車両総重量750kg以下のトレーラーは牽引免許を受けずに牽引できる。車両総重量が750kgを超えるものは牽引免許(または牽引二種免許)が必要となる。
中には軽自動車で牽引、もしくはバイクで牽引可能なほど軽量なキャンピングトレーラー(ティアドロップトレーラーなど)もある。 その多くは海外製である。
キャンピングトレーラーを牽引する際には、最寄の陸運支局でトラクターヘッドの牽引能力の書類審査と車検証への記載、またはトレーラーの車検証に牽引可能なトラクターの車種を記載する必要がある。近年規制緩和の一環として、ライトトレーラー(車両総重量750kg以下(慣性ブレーキ付きは1,990kg))まではトラクター側の車検証備考欄の記載変更で不特定のライトトレーラーを牽引できることになった。
キャンピングトレーラーに人を乗せたまま走行することは、車両総重量2,000kg未満の場合、保安基準で規制されているためできない。2,000kg以上のものでも、車検証に定員が記載されていない場合はできない。
車検時に自賠責保険はトレーラー自体で加入する必要があるが、任意保険についてはトラクターの任意保険でカバーされる場合がある。トラクターの任意保険がトレーラーに有効かどうかは個々の任意保険会社へ問い合わせ確認が必要である。自損事故に備える場合は車両保険に加入する必要がある。かつては割高であったトレーラーの車両保険金は近年は乗用車とほぼ同じ水準となっている。
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