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キアサージ(USS Kearsarge, LHD-3)は、アメリカ海軍の強襲揚陸艦。ワスプ級強襲揚陸艦の3番艦。艦名は南北戦争時のスループ船「キアサージ」に因む。その名を持つ艦としては4隻目。
キアサージ | |
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基本情報 | |
建造所 | インガルス造船所 |
運用者 | アメリカ海軍 |
艦種 | 強襲揚陸艦 |
級名 | ワスプ級強襲揚陸艦 |
モットー | Proud—Trustworthy—Bold |
母港 | バージニア州 ノーフォーク |
艦歴 | |
発注 | 1987年11月20日 |
起工 | 1990年2月6日 |
進水 | 1992年3月26日 |
就役 | 1993年10月16日 |
要目 | |
排水量 | 40,500 トン |
全長 | 257 m |
吃水 | 8.0 m |
主機 | 蒸気タービン 2機、2軸 |
出力 | 70,000 hp |
最大速力 | 24 ノット |
乗員 |
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兵装 |
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搭載艇 |
LCAC-1級揚陸艇×3隻 / LCU上陸用舟艇×2隻 / 機動揚陸艇×12隻 以上、作戦内容により変化。 |
搭載機 |
標準構成 AV-8B ハリアーII / F-35B ライトニングII ×6機 AH-1W スーパーコブラ / AH-1Z ヴァイパー ×4機 MV-22B オスプレイ ×12機 CH-53 シースタリオン ×4機 UH-1Y ヴェノム ×3 - 4機 強襲作戦時 MV-22B オスプレイ ×22機 制海作戦時
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キアサージは、ミシシッピ州パスカグーラのインガルス造船所で1990年2月9日に起工し、1992年3月26日に進水した。進水式にはコリン・パウエル統合参謀本部議長も出席した。1992年5月16日に命名され、1993年10月16日に就役する。
キアサージは、就役以来世界各地で様々な任務を行った。この中には1997年5月31日にシエラレオネのフリータウンから一般市民の救助を行った活動や、1995年6月8日にボスニアのセルビア人支配地域からスコット・オグレディ空軍大尉を救助した活動が含まれる。加えてキアサージには旗艦任務のための戦闘指揮統制システムが装備され、搭載する医療システムは病院船「コンフォート」「マーシー」に次ぐ装備を誇る。これらの装備は1999年のコソボ紛争においてNATO軍のセルビア側に対する爆撃作戦基地としての機能や、アルバニア系住民に対する支援作戦、シャイニング・ホープ作戦での医療支援施設などに力を発揮した。
キアサージは上陸部隊の輸送だけでなく、戦車・トラック・野砲などの整備および補給活動と言った完全な後方支援を行うことができる。
2005年8月19日にキアサージはヨルダンのアカバ港に停泊中、ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦「アシュランド」と共に3発のカチューシャロケットによる攻撃を受けた。艦に被害はなかったが、1発目のロケット弾によって1名のヨルダン兵が死亡し、2発目が近くのドックに当たり別の兵士が負傷した。3発目はイスラエルのエイラート空港のタクシーに当たったが爆発しなかった。その後アルカーイダに関連するアブドラ・アル・アッザム旅団による犯行声明が行われた。
2011年リビア内戦では、リビア沖合の地中海に海兵隊員400名とともに派遣されている。
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