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ゲオーニーム(Geonim または Gaonim、גאונים gə’ônīm、単数形はガーオーン Gaon גאון gā’ôn)は、タルムードが完成した後の6世紀から11世紀においてバビロニアのユダヤ人コミュニティーとイェシーバー(学塾)の中での、スラとプンペディタにおけるイェシーバー長の称号。ユダヤ教史では、この時代を狭い意味でゲオーニームの時代という。
ゲオーニームは、この時代のユダヤ教徒世界のユダヤ教面での指導者であった。
また、10世紀、11世紀のイスラエルの地における学塾長もこの称号を用い、12世紀、13世紀のエジプト、ダマスカス、バグダードにおいてもこの称号が使用された。
聖書、タルムードなどについて深い知識を持つもの、博士について、例えば「ヴィルナのガーオーン」といった風に尊称のように用いることがある。アシュケナジム社会では学識を褒め称えるときに「ゴーエン(goen)」という言葉を使ったりもしたため、これが現代ヘブライ語にも受け継がれている。
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