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アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市 ウィキペディアから
ガストニア(英: Gastonia)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市。ガストン郡の郡庁所在地である[2]。人口は8万0411人(2020年)で、ガストン郡では人口最大である。シャーロット都市圏に属し、圏内ではコンコードに次いで第2位の衛星都市である。
ガストニア | |
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市 | |
Gastonia | |
ガストニア中心街を北西から見る | |
標語: 偉大な場所、偉大な人民、偉大な見通し | |
ノースカロライナ州におけるガストニア市の位置 | |
北緯35度15分19秒 西経81度10分49秒 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | ノースカロライナ州 |
郡 | ガストン郡 |
政府 | |
• 市長 | ジョン・ブリッジマン(民主党) |
面積 | |
• 合計 | 50.7 mi2 (131.4 km2) |
• 陸地 | 50.5 mi2 (130.8 km2) |
• 水域 | 0.2 mi2 (0.6 km2) |
標高 | 797 ft (243 m) |
人口 (2020年)[1] | |
• 合計 | 80,411人 |
• 密度 | 1,421人/mi2 (548.5人/km2) |
等時帯 | UTC-5 (東部標準時) |
• 夏時間 | UTC-4 (東部夏時間) |
郵便番号 |
28052-28056 |
市外局番 | 704,980 |
FIPS code | 37-25580[2] |
GNIS feature ID | 0985606[3] |
ウェブサイト |
www |
ガストニアは、ノースカロライナ州最高裁判所の判事だったウィリアム・ガストンにちなんで名付けられた[4]。
市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、私立病院=ガストン記念病院、クレイグ農場、ガストニア中心街歴史地区、第一国定銀行ビル、ガストン郡庁舎、ガストニア高校、デイビッド・ジェンキンス邸、ローレイ・ミル歴史地区、ロビンソン=ガードナー・ビル、第三国定銀行ビル、ウィリアム・J・ウィルソン邸がある[5]。
ガストニアは北緯35度15分19秒 西経81度10分49秒 (35.255220, -81.180249)に位置している[6]。ガストン郡の地理重心にある。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は50.7平方マイル (131.4 km2)であり、このうち陸地50.5平方マイル (130.8 km2)、水域は0.23平方マイル (0.6 km2)で水域率は0.45%である[7]。ガストニア市の面積はガストン郡の14%に相当する。
以下は2010年の国勢調査による人口統計データである[2][9]。
基礎データ
人種別人口構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
収入収入と家計[10] |
犯罪の種類 | 2009年発生件数 | 人口10万人あたり発生率[11] |
---|---|---|
殺人 | 5 | 7.2 |
強姦 | 28 | 38.8 |
強盗 | 220 | 118.1 |
傷害 | 345 | 854.6 |
夜盗 | 1,059 | 831.6 |
窃盗 | 3,187 | 3,383.9 |
放火 | 35 | 14.4 |
過去10年間では多くの企業が閉鎖され、雇用数も減ったのでガストニアは大変な時代だった。ガストニア今も比較的強い製造業の労働力を維持しているが、多くの労働者が解雇され、さらに多くの者が失業状態である。2010年の失業率は7.9%だった。人口71,341人の内、12,536人が市内で働いており、日中は10,610人の人口増である。紡績糸の製造では世界のナンバーワンである繊維会社パークデール・ミルズの国際本社が市内にある[12]。この会社は市内と周辺の町で製造施設を操業させていた。パークデールは他の会社と同様に、工場を閉鎖し、生産は他の国に移してきた。
その他の製造業としては、ウィックス・フィルトレーション社、フレイトライナー・トラックス、スタビラス、カーチス・ライト・コントロールズ・エンジニアード・システムズ、ラディチ・グループがある。その他の大手雇用主としては、ガストニア市とガストン郡の政府、ガストン郡教育学区、カロモント・ヘルスケア(ガストン記念病院)があり、小売業のウォルマートが2店、アドバンス・オート・パーツが6店舗と物流センターを持っている[13]。
ガストニアと周辺地域には幾つか注目すべき観光地がある
シール自然史博物館では、ノースカロライナ自然史ホールやアメリカ・インディアンに関するヘンリー・ホールなど恒久展示がある[14]。またシャーロット都市圏では唯一のものであるジェイムズ・H・リン・プラネタリウムもある[15]。
ダニエル・ストウ植物園が市の南東のベルモント市、ノースカロライナ州道279号線沿いにある。
カトーバ川沿いのアメリカ合衆国全国ホワイトウォーター・センターが市の東、隣接するメクレンバーグ郡内にある。
クラウダーズ山州立公園が市の西、キングスマウンテン市内にある。この公園には多くのハイキング道があり、キャンプ場、ピクニック場、ロッククライミング場、釣り場がある[16]。
ノースニューホープ道路出口20番にあるイーストリッジ・モールは、地域唯一の屋内型ショッピングモールである。アンカー店はベルク、ディラーズ、J.C.ペニーである。このモールには、ビクトリアズ・シークレット、エアロポスタル、パックサン、フットロッカー、ヒベット・スポーツ、クレアズ、ホリスター、シャーロット・ラス、ニューヨーク & Co.、ベストバイ・モバイル、レイディオ・シャック、ハット・ファンタスティック、アンコール・バイ・シュー・ディパートメントなど専門店が80以上あり、レッドロブスターなどフルサービスのフードコートもある。
一連の商店街であるフランクリン・スクエアは3段階に分けられている。フェイズIは、ウォルマート、ベッド・バス・アンド・ビヨンド、ベスト・バイ、ロス・ドレス・フォー・レス、マイケルズが入っている。フェイズIIはKマート、ロウズ・ホーム・インプルーブメント・ウェアハウス、サムズ・クラブが入っている。フェイズIIIには、コールズ、オールド・ネイビー、ブックス・ア・ミリオン、ガンダー・マウンテン、シュー・カーニバル、ピア1インポーツ、ペットスマートが入り、さらに14スクリーンの映画館もある。
市内には他にも幾つかショッピングセンターがあり、全国や地方で知られた小売店が入っている。
野球のガストニア・グリズリーズがシムズ・リージョン・パークで試合を行っている。コースタル・プレーン・リーグに属し、大学レベルの選手が入っている。1つのシーズンは5月から8月である。
ラグビーのガストニア・ガーゴイルズは、ガストン郡のノース・ベルモント・パークで試合を行っている。カロライナズ・ジオグラフィカル・ユニオンに属し、デビジョン4の男子ソーシャル・ラグビーを行っている。秋(8月から11月)春(2月から5月)の2シーズンがある。サウスカロライナ州クローバーで、毎年6月の第1または第2土曜日のクロバー・スコティッシュ・ゲイムズ中にあるラグビー7のトーナメントも開催している。
ローラーゲームを行うチームとしてG*Force(シニア)と Mini*Gs(ジュニア)の2つがある。試合はハドソン大通りのケイツ・スケーティング・リンクで行われている。
市内の警察はガストニア警察署、ガストン郡警察署、およびガストン郡保安官事務所が担当している。
ガストニア消防署には梯子車、ポンプ車など16両の消防車がある。ガストン郡にはボランティアが指導する強力な消防団もある。ガストン郡EMSが救急サービスを行っている。
ガストニア市を含むガストン郡の公立初等中等教育学校は全て、ガストン郡教育学区に属している。小学校、中学校、高校を運営している。
公立高校は、アシュブルック、フォレストビュー、ハンター・ハス、ハイランド工業、スチュアート・W・クラマーの各高校、合計5校がある。
私立学校もある。ガストン・デイスクール、ガストン・クリスチャン学校などである。
チャータースクールでは、ピードモント・コミュニティ・チャータースクールがあり、幼稚園から12年生を教えている[17]。
市域内にはカレッジや大学が無いが、ガストニアの都市圏には高等教育機関がある。ガストン郡ベルモントには4年制のベルモント・アビー・カレッジがあり、ダラス、リンカーン郡のリンカーントン、ベルモントには2年制のガストン・カレッジがある。
ガストン郡公共図書館が市内に3つの支所を持っている[18]。
「ガストン・ガゼット」がガストニアの主要新聞である。日刊紙でありガストニア市、ガストン郡と周辺地域をカバーしている。ノースカロライナ州最大の新聞である「シャーロット・オブザーバー」も入手でき、以前は水曜日と日曜日の版でガストン郡とリンカーン郡をカバーしていたが、近年は縮小されてしまった。
市内で免許の降りたテレビ局は無いが、近くのシャーロットから全国系列局や独立系局が放送を流している。ケーブルテレビは主にタイム・ワーナー・ケーブルによるものである。
ガストニアで聴取できるラジオ放送は主にシャーロットに基地を置くものである。市内にはAMラジオ局、FMラジオ局、各1局がある。
州間高速道路85号線がガストニアから直接州内のシャーロット、グリーンズボロ、ダーラムや、北東のバージニア州ピーターズバーグ/リッチモンド、南西のサウスカロライナ州スパータンバーグ、ジョージア州アトランタ、アラバマ州モンゴメリーの各市を繋いでいる。ガストニアの交通ネットワークは自動車専用道であるアメリカ国道321号線で補われており、その専用道部分がガストニアと大陸横断道である州間高速道路40号線とを繋ぎ、ガストニアの北35マイル (56 km) にあるヒッコリー市とを繋いでいる。さらに自動車専用道で有料のガーデン・パークウェイがガストニアの西を環状に囲む計画がある。また南東のシャーロット、州間高速道路485号線、シャーロット・ダグラス国際空港への接続路になる予定である。
ガストニアの市内にはアメリカ国道20号線、同74号線(ガストン郡内ではこの2本が合流する)、同321号線が通っている。国道29号線は両カロライナ州で州間高速道路85号線に並行しており、74号線は東のシャーロットやウィルミントンと、西のアシュビル、チェロキーを繋ぐ東西方向の幹線道である。321号線はガストニアからサウスカロライナ州中央部、ノースカロライナ州北西部のブルーリッジ山脈を結んでいる。
州道では7号線、274号線、275号線、279号線が市内を通っている。
市内の幹線道は、フランクリン大通り、ガリソン大通り、ハドソン大通り、オザーク・アベニュー、ロング・アベニュー、エアライン・アベニュー、ガストン・アベニューが東西方向の幹線道であり、ニューホープ道路、チェスター通り、ヨーク道路、マリエッタ通りが南北方向の幹線道である。
ガストニア交通がガストニア市の交通運営者である。市内の大部分をカバーするバスの定期便を運行している。月曜日から土曜日まで運行され、ガストニア市の中心街ブラドリー駅で乗り換えできる。通常料金は1ドル、乗り換えは無料である。
シャーロット地域交通システムがシャーロットへの通勤バスを運行している。ガストニア・イクスプレスは月曜日から金曜日にシャーロットのアップタウンまでバスを往復させる。途中でブラドリー駅を経由する。シャーロットのアップタウンまで片道料金が4.40ドルである。シャーロット地域交通システムのバス便への乗り換えは無料である。
アムトラックの長距離旅客列車クレセント号がガストニアと、北のニューヨーク、フィラデルフィア、ボルチモア、ワシントンD.C.とシャーロット、南のアトランタ、アラバマ州バーミングハム、ルイジアナ州ニューオーリンズとを結んでいる。無人駅であるガストニア駅がハンコック通り350にある。
ガストニアの近辺に2つの空港がある。ガストニア市民空港(AKH)は市内の民間航空需要に対応している。市内南東部、ノースカロライナ州道274号線近くにある。シャーロット・ダグラス国際空港が国内便と国際便の入口であり、ガストニアの東18マイル (29 km)、シャーロット市内にある。USエアウェイズでは最大のハブ空港である。
ガストニアは下記2都市と姉妹都市を結んでいる。
ゴータは1994年に締結して最初の姉妹都市になった。サンティアゴ・デ・スルコは2004年3月に公式パートナーになった。2007年、ガストニア市市長ジェニー・スタルツがゴータを訪問した。2007年12月サンティアゴ・デ・スルコ市長がガストニアを訪れ、ロータリー・パビリオンでクリスマスツリーに毎年行う点火式を見学した。彼は一人の市政委員と共に点火式に招かれていた。
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