カーン (マーベル・コミック)
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カーン・ザ・コンクラー(Kang the Conqueror)、またはナサニエル・リチャーズ(Nathaniel Richards)は、マーベル・コミックが出版するアメリカン・コミックスに登場するスーパーヴィランである。アベンジャーズや、ファンタスティック・フォーの対戦相手として最も頻繁に描かれており、“ファラオ・ラマ=タト”、“イモータス”、“アイアンラッド”などの並行世界の同一人物が多数存在し、長年にわたってマーベル・コミックのさまざまなストーリーに登場している。
Kang the Conqueror | |
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出版の情報 | |
出版者 | マーベル・コミック |
初登場 |
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クリエイター | スタン・リー ジャック・カービー |
作中の情報 | |
本名 | ナサニエル・リチャーズ |
種族 | 人間 |
出身地 | 31世紀の地球 |
所属チーム | カウンシル・オブ・カーンズ |
パートナー | ラヴォーナ・レンスレイヤー(妻) アフラ・ボルタゴン(養子) |
著名な別名 |
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能力 |
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本名、ナサニエル・リチャーズ(Mr.ファンタスティックの父とは同姓同名の別人)。
カーンは1人であるが、カーン自身の歴史改変などにより枝分かれした歴史の中で、様々な者が存在しており、また年齢などによっても(そうなった過去を経験していないなどの理由から)性格は異なる。
ナサニエル・リチャーズ(Mr.ファンタスティックの父)の復興した30世紀の未来人。
虐めにより喉を切りつけられてしまう(カーンが変えた歴史では、喉を切りつけられることはなくアイアンラッドとなる)。
虐めにより喉を切りつけられそうになったところを、自身の過去を変えに現れたカーンによって助けられる。その際、未来の自分に恐怖を覚える。
先祖が残した技術を発見し、タイムマシンを作り上げ、アイアンラッドとなり現代(21世紀)へ向い、ヤング・アベンジャーズの一員となる。ヤング・アベンジャーズのメンバーは皆アベンジャーズのヒーロー達に似た風貌、能力を持っており、アイアンラッドはアイアンマンに似たアーマー(未来人であるため、現代のマーベル世界よりも進んだ科学力で造られている)を装着している。
チームメイトのパトリオット・ハルクリング・アスガーディアンたちとともに、カーンを討つも、その代償としてアベンジャーズのメンバーを死なせてしまうこととなり、カーンとなるため未来へと戻っていく。
キャプテン・アメリカによると、「イモータスがおこなった過去へ行き自分を助けるという行動から、カーン自身も過去の自分を助けようなどと考えたのだろう」と語られており、本来の歴史にはいなかった存在と思われる(少なくとも、「喉に切り傷が無い」「長い入院生活が無い」などの差異がみられる)。そのため、「彼が未来へ戻ったところで歴史は修正されない。」「アベンジャーズが死ななかった歴史に修正しようと思うなら、カーンを討つ前に戻り作戦を断念するか練り直すべき。」という意見もある。
タイムマシンで古代エジプトに来て失明していた眼を治したナサニエルのエジプト支配時の名前。
未来技術でエジプトを支配し、自身の後継者としてアポカリプスを生み出してしまう。
過去へ来たファンタスティック・フォーたちと戦い、一時は勝利するも、ドクター・ストレンジなどのアベンジャーズに敗れ、未来へと逃走する。
ラマ・タトが未来への敗走する途中、ファンタスティック・フォーたちに敗れ宇宙を漂っていたドクター・ドゥームを救出し、そのときドゥームに出会った影響から、仮面と鎧を付け、征服者カーンと名乗るようになる(カーンへ)。
『ファンタスティック・フォー』では、イモータスによりドクター・ドゥームへの接触が避けられている(ドゥームの影響を無くすことで自分に従うようにするためであり、ドゥームはイモータスによって救出された)。これにより、カーンとは別の存在となることとなる(スカーレットセンチュリオン)。
カーンと同じく侵略行為を行うが、容姿は異なっている。ドゥームの影響を受けておらず、殺そうとまでしたこともある。
アイアンラッドと同じく、本来の歴史にはいなかったはずの存在と思われる(カーン自身がタイムマシンで過去へ来た未来人であり、本来の20世紀や21世紀には存在しなかったが、そのことではなく、イモータスにとっての歴史でのこと)。
リンボの支配者であり、未来のカーン。カーンに手を貸そうとするも、カーンに拒絶されてしまう。
絶対的な力を持ち、カーンとアベンジャーズが協力してやっと追い払うことができた。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、『ロキ(シーズン2)』までは、ジョナサン・メジャースがカーンとその"変異体"を演じていた。また、それぞれの日本語吹替を中村和正が担当する。
本項ではカーンと彼の“変異体”についても記述する。
在り続ける者の死によって量子世界に出現した"タイムトラベルを行う、マルチバースの敵"。あらゆる時間・マルチバースへと行ける自身の船とデバイスを起動する為のエネルギーコアを取り戻すべくピム粒子が必要となり、獲得の為に動き出し、捕えたスコットに取り引きを持ち掛ける。
“TVA”を裏から支配し、“神聖時間軸”を管理していた31世紀の科学者。その容貌は、紫色のヴィクトリア朝ケープ、チンギスハンの時代の靴、モンゴルのパンツ[1]に身を包んだ何の変哲も無い生身の黒人に過ぎないが、常にへらへらした顔つきで余裕綽々とする姿勢と、大袈裟なリアクションを合わせながら人を小馬鹿にした言動をとるほど虫が好かない男で、その傍ら、何処か話が通じそうな素振りも見せ、「俺は見た目よりも年寄りだ」と述懐し、「これから起こる出来事をすべて知っている」と豪語して神聖時間軸における全ての出来事を自身のシナリオ通りに展開させていたことを明示したり、左腕につけた“タイムパッド”でワープし、形を自在に変化させる液体金属らしきものを使うなど、得体の知れない部分も多数有している[注釈 1]。 “在り続ける者”以外にも呼び名があったらしいが[注釈 2]、具体的な本名は不明。
かつて勃発した複数の宇宙をまたに掛けた大戦争で全てが破壊されそうになった際、遭遇した“アライオス”を実験・制御・活用して大戦争を終結させ、切り離した現在の時間軸を“神聖時間軸”へと確立。そして時間の流れを管理し、“分岐”を防ぐためにTVAを創造した経緯がある。
以降は、“タイムキーパー”という替え玉を用意してTVAを統率させ、自分は小惑星の上に建てられた“シタデル”という砦に引きこもり[2]、神聖時間軸と宇宙の調和を維持してきた。
だが長年に渡る管理に疲れていたところ、変異体と識別されたロキとシルヴィの行動を見て、彼らが自分の後釜に相応しいと判断し、2人に接触する。
1900年代初頭に未来の技術を群衆に紹介した男。
カーン評議会のメンバーの一人。スコット達と戦ったカーンが倒されたことを知り、全ての時間軸のカーンを集結させアベンジャーズを倒そうと模索する。
ファラオのような姿をした変異体の一人であり、カーン評議会のメンバー。
鋼のスーツを装着した変異体の一人のであり、カーン評議会のメンバー。
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