カサブランカ＝セタット地方

カサブランカ＝セタット地方(カサブランカ＝セタットちほう、アラビア語：الدار البيضاء - سطات)はモロッコ北西部の地方。 面積は約2万km2、2014年の人口は約686.2万人^[1]。 都市化率は69% ^[2]。 首府はカサブランカ ^[3]。

カサブランカ＝セタット地方 الدار البيضاء - سطات
地方
カサブランカ＝セタット地方の位置
北緯33.15度 西経8.14度 / 33.15; -8.14
国	モロッコ
設立	2015年9月
首府	カサブランカ
政府
• 知事	Mustapha Bakkoury
面積 [1]
• 合計	20,166 km2
人口 （2014年9月1日）[1]
• 合計	6,861,739人
• 密度	340人/km2
等時帯	UTC+1 (CET)
ISO 3166コード	MA-06

地理

• 北東：ラバト＝サレ＝ケニトラ地方
• 東：ベニ・メラル＝ヘニフラ地方
• 南：マラケシュ＝サフィ地方
• 南西～北：大西洋

に接する。 マラケシュ＝サフィ地方との境界にはウムエルルビア川（英語版）が流れる。 ウムエルルビア川は河口のアゼンムール（英語版）から大西洋に注ぐ ^[4]。 ウムエルルビア川によって、東のシャウイア（英語版）と西のドゥカラ（英語版）に分かれる ^[5][6]。

歴史

2015年9月、グラン・カサブランカ地方・アル・ジャディーダ州（英語版）・シディベヌール州（英語版）・ベン・スリマン州（英語版）・ベレチド州（英語版）・セタト州（英語版）を合わせて設立された。

行政区画

カサブランカ＝セタット地方の県

• ベンスリマン州（英語版）
• ベレチド州（英語版）
• カサブランカ県（フランス語版）
• アル・ジャディーダ州（英語版）
• メディウナ州（英語版）
• モハメディア県（フランス語版）
• ノウアセウル州（英語版）
• セタト州（英語版）
• シディ・ベヌール州（英語版）

経済

GDPは2900億モロッコ・ディルハムで、モロッコ全体の32%を占め、最大の地方である。 尚、2016年6月15日のレートでは1モロッコ・ディルハムは10.93627円なので、2900億モロッコ・ディルハムは3兆1715億1830万円である ^[7]。 サービス業と工業が中心である ^[8]。 西部のドゥカラでは農業が盛んである ^[2]。

インフラ

道路

• A3号線、A5号線、A7号線：カサブランカ⇔ラバト⇔アル・ジャディーダ⇔マラケシュ(ベレチド（英語版）・セタト（英語版）経由)
• 第2高速道路：サフィ⇔アル・ジャディーダ(2016年に開通予定)^[9]
• 高速道路：ベレチド（英語版）⇔ベニ・メラル

鉄道

• マラケシュ⇔ウェドゼム（英語版）
• マラケシュ⇔ラバト^[10]

港

• カサブランカ港（英語版）
• ジョルフ・ラスファー（英語版）
• モハメディア^[11]

空港

• ムハンマド5世国際空港：カサブランカから20km。2014年には約800万人が利用した。これはモロッコで最多である。^[12]

エネルギー

2015年8月、国内唯一のモハメディア製油所が閉鎖された。 ^[13]