オロロン=サント=マリー
ウィキペディアから
オロロン=サント=マリー(フランス語:Oloron-Sainte-Marie、バスク語:Oloroe-Donamaria、オック語:Auloron)は、フランス南西部のヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、ピレネー=アトランティック県の郡庁所在地で、ベアルン地方の中心都市。
地理
ピレネー山麓に位置する。南のアスプ渓谷からアスプ川、東南のオソー渓谷からオソー川がオロロン=サント=マリーで合流し、オロロン川となる。
歴史
ローマ時代の文献にはノベンポプラニアのイルロ(Iluro)として記載されている。1080年にベアルン子爵サントゥル5世がオロロンを建設、これに対して13世紀にサント=マリーが司教座都市となり、それぞれ別の都市として発展した。1858年5月18日にナポレオン3世によってこれら2つの町が合併され、今日のオロロン=サント=マリーとなっている。
文化
かつてのサント=マリーにサント=マリー大聖堂、オロロンにサント=クロワ教会、このほかにノートルダム教会もある。
- サント=マリー大聖堂(Cathédrale Sainte-Marie)
- 1102年、十字軍やレコンキスタに参加したベアルン子爵ガストン4世によって建設が始められた大聖堂。入り口にほどこされたロマネスク彫刻は、12世紀にピレネー山地で活動した2人の彫刻家によるものである。ユネスコの世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に登録されている。
- サント=クロワ教会(Église Sainte-Croix)
- 11世紀末に建設されたロマネスク建築の教会。
おもな出身者
- ルイ・バルトゥ(Louis Barthou) - フランスの首相
- カミーユ・ロペス - ラグビー選手
姉妹都市
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.