オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦

4団体王座統一戦 ウィキペディアから

オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦(オレクサンドル・ウシク たい ムラト・ガシエフせん)は、2018年7月21日にロシアモスクワオリンピック・スタジアムで開催されたプロボクシングの試合。WBCWBO世界クルーザー級王者のウシクとWBAIBF世界クルーザー級王者のガシエフが行う4団体王座統一戦でWorld Boxing Super Seriesのクルーザー級の決勝戦。通算で3回目となる4団体統一戦となった。アンダーカードで準決勝でウシクに敗れた前WBC世界クルーザー級王者マイリス・ブリエディスの復帰戦が組まれた。

概要 比較データ ...
WBSS CRUISER FINAL
オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ
開催日2018年7月21日
認定王座WBAWBCIBFWBO世界クルーザー級王座統一戦
リングマガジン世界クルーザー級王座決定戦
World Boxing Super Seriesクルーザー級決勝戦
開催地ロシアモスクワ
会場オリンピック・スタジアム
観衆24000人[1]
リングアナデビッド・ディアマンテ
主催トム・ローファー(K2プロモーションズ)
アレクサンデル・クラスユク(K2プロモーションズウクライナ)
レオン・マグダレス(ウォリアーズ・ボクシング・プロモーションズ)
セシリア・ブレークフス(ファースト・レディー・プロモーションズ)

オレクサンドル・ウシク  ムラト・ガシエフ
The Cat (猫)Iron
比較データ
31歳年齢24歳
シンフェロポリ出身地ウラジカフカス
14戦 14勝 (11KO) 無敗戦績27戦 26勝 (19KO) 無敗 1無効試合
6フィート3インチ (190.5センチメートル)身長6フィート4インチ (193.0センチメートル)
199 lb (90 kg)体重199 lb (90 kg)
高度な的中率を誇る左フック、ボディアッパーからのフックのコンビネーション特徴強烈なプレッシャー、破壊力抜群の左右のフック
アナトニー・ロマチェンコ指導者アベル・サンチェス
ロンドンオリンピックヘビー級金メダリストWBC世界クルーザー級王者・WBO世界クルーザー級王者評価WBA世界クルーザー級スーパー王者IBF世界クルーザー級王者

結果ウシク12回判定勝ち(3-0)
主審セレスティーノ・ルイス(WBA・WBC・WBO)
副審ロビン・テイラー(4団体)
マウロ・ディ・フォア(WBC)
フィリップ・バンバーク(WBA)
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World Boxing Super Seriesクルーザー級決勝戦までの道のり

要約
視点

一回戦

2017年9月9日、ベルリンマックス・シュメリング・ハレWBO世界クルーザー級王者のウシクとWBO世界クルーザー級9位のマルコ・フックが対戦。ウシクが10回2分18秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[2][3]

2017年9月23日、テキサス州サンアントニオアラモドームWBA世界クルーザー級王者のユニエル・ドルティコスとWBA世界クルーザー級6位でWBC世界クルーザー級シルバー王者のディミトリー・クドリャショフが対戦。ドルティコスが2回2分10秒KO勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[4][5][6]

2017年9月30日、リガアリーナ・リガでWBC世界クルーザー級王者のマイリス・ブリエディスとWBC世界クルーザー級12位のマイク・ペレスが対戦。ブリエディスが12回3-0(116-110、115-111、114-112)の判定勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[7][8]

2017年10月21日、ニュージャージー州ニューアークプルデンシャル・センターIBF世界クルーザー級王者のガシエフとIBF世界クルーザー級1位のクシシュトフ・ヴウォダルチクが対戦。ガシエフが3回1分57秒KO勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[9][10]

準決勝

2018年1月27日、アリーナ・リガでWBO王者のウシクとWBC王者のブリエディスが対戦。ウシクが12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収めWBO王座の4度目の防衛とWBC王座の獲得に成功し、WBSSの決勝に進出した[11][12]

2018年2月3日、ロシアソチにあるボリショイ・アイス・ドームでIBF王者のガシエフとWBA王者のドルティコスが対戦。ガシエフが12回2分52秒TKO勝ちを収めIBF王座の2度目の防衛とWBA王座獲得に成功し、WBSSの決勝に進出した[13][14][15]

決勝

2018年5月11日、サウジアラビアジッダでWBSSの決勝戦が行われる予定であったが[16]、ウシクがトレーニング中に腕を負傷した為、夏頃に延期となった[17]

2018年6月20日、同年7月21日にロシアモスクワオリンピック・スタジアムで、WBC・WBO王者のウシクとWBA・IBF王者のガシエフによる4団体統一戦及びWBSS決勝戦が行われることが発表された[18]

2018年7月20日、前日計量が行われ、両者とも199ポンドを計測し両者とも一発で計量をパスした[19]

2018年7月21日、オリンピック・スタジアムで行われたWBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦に於いて、ウシクが12回3-0(119-109×2、120-108)の判定勝ちを収め4団体統一に成功すると同時に、WBSSクルーザー級の優勝者となった[20]

トーナメント表

  一回戦
2017年9月9日(ベルリンマックス・シュメリング・ハレ
9月23日(サンアントニオアラモドーム
9月30日(リガアリーナ・リガ
10月21日(ニューアークプルデンシャル・センター
準決勝戦
2018年1月27日(アリーナ・リガ)
2月3日(ソチボリショイ・アイス・ドーム
決勝戦
7月21日(モスクワオリンピック・スタジアム
                           
TKO
10R 2:18
オレクサンドル・ウシク
判定2-0
マイリス・ブリエディス
12R
判定3-0
  12R
 
オレクサンドル・ウシク
判定3-0
ムラト・ガシエフ
12R
  KO
3R 1:57
ムラト・ガシエフ
KO
ユニエル・ドルティコス
12R 2:52
KO
2R 2:10

対戦カード

さらに見る 階級, 契約 ...
階級 契約 vs. 結果 ラウンド 時間 Notes
クルーザー級 200 lbs. ウクライナの旗 オレクサンドル・ウシク (c) ロシアの旗 ムラト・ガシエフ (c) 判定3-0 12R - Note 1
スーパーミドル級 168 lbs. ロシアの旗 ヒョードル・チュディノフ (c) フランスの旗 ナジブ・モハメディ 判定2-1 12R - Note 2
ミドル級 160 lbs. ロシアの旗 マゴメド・マディエフ (c) アルゼンチンの旗 グイド・ニコラス・ピット 判定1-1 10R - Note 3
スーパーミドル級 168 lbs. ロシアの旗 ウラジミール・シシュキン ロシアの旗 ガサン・ガサノフ TKO 5R - Note 4
クルーザー級 200 lbs. ラトビアの旗 マイリス・ブリエディス フランスの旗 ブランドン・デロリエ 判定3-0 10R -
スーパーウェルター級 154 lbs. ロシアの旗 コンスタンチン・ポノマレフ ロシアの旗 セルゲイ・ボロビエフ 判定2-1 10R -
スーパーフェザー級 130 lbs. ロシアの旗 デニス・シャフィコフ フィリピンの旗 ジョニー・ジェミノ 判定3-0 10R -
ウェルター級 147 lbs. ノルウェーの旗 セシリア・ブレークフス (c) ロシアの旗 インナ・サガイダコフスカヤ (c) 判定3-0 10R - Note 5
スーパーウェルター級 154 lbs. ウクライナの旗 セルヒイ・ボハチュク ジョージア (国)の旗 ニコロジ・ギビニアシュヴィリ - - -
スーパーウェルター級 154 lbs. ロシアの旗 シャクハバス・マクムフドフ ジョージア (国)の旗 マルクハス・スジャスヴィリ - - -
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^Note 1 WBAWBCIBFWBO世界クルーザー級王座統一戦、リングマガジン世界クルーザー級王座決定戦、World Boxing Super Seriesクルーザー級決勝戦
^Note 2 WBAインターナショナルスーパーミドル級タイトルマッチ及びWBA世界スーパーミドル級挑戦者決定戦
^Note 3 WBAアジアミドル級タイトルマッチ及びIBFインターナショナルミドル級王座決定戦
^Note 4 WBAインターコンチネンタルスーパーミドル級王座決定戦
^Note 5 WBA・WBC・IBF・WBO・IBO女子世界ウェルター級タイトルマッチ(サガイダコフスカヤが保持するWBC女子世界スーパーウェルター級暫定王座は懸けられない)

脚注

関連項目

外部リンク

先代
テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦
ボクシング世界4団体王座統一戦
2018年7月21日
次代
ジョシュ・テイラー 対 ホセ・カルロス・ラミレス戦

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