オランダ領ニューギニア(オランダ語: Nederlands Nieuw-Guinea)は、かつてニューギニア島西部に存在したオランダの植民地である。現在のインドネシアのパプア州や西パプア州にあたる。
歴史
- 1855年:ニューギニア島西部はオランダ植民地となった。
- 1885年:オランダ領東インドに併合した。
- 1942年 - 1944年:日本軍がニューギニア島北部を占領した。
- 1949年:ハーグ円卓会議を行った後、インドネシアはオランダから独立することになった。ニューギニア西部のインドネシアへの統合を主張したが、オランダはこれを拒否し、将来ニューギニア島西部の帰属解決を保証し、支配しつづけていた。
- 1952年:オランダはニューギニアの先住民であるパプア人の自治権を認め、独立準備を進めたため、インドネシアとの対立が深まっていた。
- 1956年:インドネシア側はイリアン地方自治省を設置した。
- 1961年:オランダがオランダ領ニューギニアを西パプアとして独立させたことに対して、インドネシアが侵攻。
- 1962年:アメリカの調停でニューヨーク合意と呼ばれる両国間の停戦合意が成立した。オランダ領ニューギニアの統治権は西イリアン国際連合保安隊に移譲された。
- 1963年:インドネシア統治に移管された。
- 1969年:インドネシアは住民投票により併合し、西イリアン州を設置した。
脚注
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