オプション(英: option)は、選択すること、選択肢/選択したもの/選択できるもの、選択権などの意味を持つ英語[1]。
- 製品やサービスにおける追加注文のこと。有料の場合もあれば無料の場合もある。製品の場合は一般に、一定水準を満たす標準的または最低限のものに対して利用者が選択的に追加することで、機能を追加したり性能を高めたり、といったカスタマイズの目的を持ったものを指す。サービスの場合は標準コースやお試しコースに対する追加サービスなどを指す。また、その製品やサービス自体を指す(オプション品、オプションサービス)。
- 一例として、自動車の注文装備など。対義としては標準装備。
- 標準装備を削除するオプションのことをレスオプションと呼ぶ(例:オーディオレス)。
- 機器やソフトウェアの設定項目。一般的にファイルの形態で管理され、補助記憶装置(ストレージデバイス)に保存(永続化)される。GUI画面で直感的に設定変更できる機能を持つものもある。「コンフィグ (configuration)」あるいは「セッティング (settings)」などとも呼ばれる[2]。
- Option型 - データ型の一種で、何らかの値が存在している(値が設定されている)状態とそうでない状態を、その値とともに管理することができる複合型。Optional型やNullable型とも。
- 書式やデータ構造などにおいて、必須ではない任意の条件や項目のこと。必須の条件や項目とは、optional / required として対比される[3]。
ビデオゲーム
- ビデオゲームにおいても一般的なコンピュータ用語における「設定項目」とほぼ同じ意味を持ち、転じてゲームの難易度調整や入力機器設定(キーコンフィグ)の変更などを実行する機能や画面モードのことも指す。バックアップ機能(セーブ機能)を持たないゲームの場合は、オプション画面で設定変更しても揮発メモリに一時保存されるだけで、電源を落とすと設定は失なわれ、既定値にリセットされてしまう。
- コナミのシューティングゲーム、『グラディウス』シリーズにおける自機の装備の1つ。他のビデオゲームにおいても同種の機能の名称・俗称として用いられている。詳細はグラディウスシリーズ#オプションを参照。
- 『セクシーパロディウス』に登場するキャラクター。上記の「オプション」が自機になり替わったという設定。