エルトギャゥ(氷島語:Eldgjá)は、アイスランドのカトラ火山にある割れ目火口である。アイスランド語でEldgjá エルトギャゥとは、英語に直すと"fire canyon"、火の峡谷を意味している。同国の南部に位置するエルトギャゥとラキ火山、およびカトラと、それらで単一の火山システムの一部を構成している[1]。
ランドマンナロイガルと、キルキュバイヤルクロイストゥルとの間に位置し、深さ270メートル、幅600メートルの偉容を誇るエルトギャゥは、世界最大の噴火割れ目である。アイスランドの地質火山学者、トールヴァルズル・トーロッドセン(アイスランド語: Þorvaldur Thoroddsen)によって、1893年に発見された。記録に残る最初の噴火である934年噴火は、人類歴史上最大規模の洪水玄武岩であった。おおよそ18立方キロメートルの溶岩が地上にあふれだした[2]。
峡谷の中にはオゥファィルフォスという名前の滝がある。滝の落ち口を渡す天然橋があることで有名だったが、雪融けによる増水で1993年に崩落してしまった。
関連項目
- アイスランドの地理
- アイスランドの氷河
- 氷河湖決壊洪水
- アイスランドプルーム
- アイスランドホットスポット(en)
- アイスランドの湖
- アイスランド沖の島嶼一覧
- 世界の主要な火山噴火の年表
- アイスランドの火山活動
出典
外部リンク
Wikiwand in your browser!
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.