トップQs
タイムライン
チャット
視点

エルツ山地

ウィキペディアから

エルツ山地map
Remove ads

エルツ山地(エルツさんち、ドイツ語: Erzgebirgeチェコ語: Krušné hory)は、ドイツチェコ国境線となっている山地である。ドイツ語で Erz は「鉱石」を、チェコ語で krušnéは「鉱石の」を表わす。

概要 エルツ山地, 最高地点 ...

青銅器時代から鉱石を産出し、1168年にフライベルク付近で鉱が発見されて以来、ヨーロッパ有数の銀鉱山として地域社会を発展させた。銀の他、コバルトビスマスウランニッケル石灰カオリン石炭なども採掘され、操業は1968年まで続いた[1]

2019年に、『エルツ山地鉱業地域』としてUNESCO世界遺産に登録された[2]

Remove ads

地理

概ね東北東から西南西方向に伸びた山地であり、西端はテューリンガーヴァルト(Thüringer Wald)及びベーマーヴァルト(Böhmer Wald)と交差している。最高所はクリーノベツ山英語版の標高1,244m、東へ行くにつれ標高は低くなっており、エルベ川の峡谷が山地を横断している。

山地にHamatocaulis vernicosus英語版ヒメツルスゲ英語版ナガバノモウセンゴケなどの生える湿地Pinus rotundataチェコ語版などのマツクルムホルツ英語版が多く、クロライチョウヨーロッパオオライチョウエゾライチョウなどのライチョウ類が生息している。チェコ側のエルツ山地にある河川、養魚池貯水池などの水域と高層湿原泥炭地フェンは2005年にラムサール条約登録地となった[3]

特産

くるみ割り人形をはじめ、数多くの独特で精巧な木材芸術で有名。

冬季はレジャークロスカントリースキーで賑わうアルテンベルク(Altenberg)や、エルツ山地木材芸術博物館があり、東エルツ山地では最も高いシュヴァルツェン山(Schwarzenberg)を抱えるザイフェン英語版(Seiffen)など、観光要素も豊富である。

交通

周りが山で鎖されているため、交通の便が悪く、自動車が唯一の移動手段となっている市町村が多い。

ユネスコ世界遺産

要約
視点
概要 英名, 仏名 ...

2019年に エルツ山地鉱業地域(Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region)として、22か所の鉱山と関連施設が登録された。[2]

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

構成資産

Thumb
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
エルツ山地
世界遺産に登録された22か所の場所
さらに見る 構成資産, 保有国 ...
Remove ads

出典

Loading content...

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads