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ウロット

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ウロットカタルーニャ語: Olot: カタルーニャ語発音: [uˈɫɔt])は、スペインカタルーニャ州ジローナ県ムニシピ(基礎自治体)。ガローチャ郡の政庁所在地である。

概要 州, 県 ...

地理

位置

ジローナ県の県都ジローナの北西50キロメートルにあり、ガローチャ郡の中心都市である。ガローチャ郡は概して周辺地域よりも雨がちであり、年降水量は約1,000mmである。「ウロットで降ってないならば、どこでも降っていないだろう」(カタルーニャ語: Si no plou a Olot, no plou enlloc)という格言がある。

ウロットの面積は29.12km2であり、自治体中心部は標高443メートルにある。1971年には独立した自治体だったバテット・ダ・ラ・セラカタルーニャ語版を併合した。北東はサン・ジュアン・ラス・フォンツ英語版、南東はサンタ・パウ英語版、南西はラス・プラセス英語版、西はリウダウラ英語版、北西はラ・バイ・ダ・ビアニャ英語版と境界を接している。

地勢

バレンティ山地、アイグアネグラ山地、バテット高原、マルボレニー高原、サン・バレンティ・ダ・ラ・ピーニャ高原に囲まれた平原に位置しており、この平原をフルビアー川英語版が横断している。かつてウロットとジローナを結んでいた鉄道路線跡を利用した自転車道がある。

ウロットは街を取り囲んでいる4つの火山などの自然景観で知られており、自治体はガローチャ火山帯自然公園英語版に含まれている。街の周囲にはムントリベット火山、ムンサコパ火山英語版、ガリナーダ火山、ビサロケス火山という4つの火山を有する。ムンサコパ火山はウロットのシンボルのひとつであり、円形のクレーターを有する円錐形の火山である。ムンサコパ火山の頂上部からはウロットの街を一望することができる。頂上部には聖フランシスコにささげられた礼拝堂があり、またクレーターの周囲には2棟の物見塔がある。

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ムンサコパ火山から見たウロット

人口

ウロットの人口推移 1718-2017
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[2]、1996年 - [3]
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政治

さらに見る 任期, 首長名 ...
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文化

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サン・アステベ教区教会
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ジュアキン・バイレダ英語版による風景画『春の始まり』(1877年)

旧市街

9世紀にその原型が生まれた旧市街は豊かな文化的遺産を持ち、3階建ての新古典主義建築のウスピシ回廊、ウロットの守護聖人であるラ・マレ・ダ・デウ・ダル・トゥラ教会カタルーニャ語版、ルネサンス様式のアル・カルマ回廊、1763年に建設されたサン・アステベ教区教会カタルーニャ語版アール・ヌーヴォー建築のソラ=モラレス邸などがある。サン・アステベ教区教会はエル・グレコの絵画などを有し、1993年には重要文化財に指定された。1905年には18世紀の新古典主義建築にウロット図書館・博物館が開館し、1982年にはガローチャ博物館英語版に改称された。

風景画

1783年にはウロット司教によってウロット美術学校が設立された。19世紀後半にはウロット周辺に現れた風景画家の集団やその様式を指すウロット・スクール英語版(ウロット学校)という用語が生まれ、1891年にはウロット美術学校がウロット未成年者美術学校に改称された。ウロット周辺にはピレネー山脈の南側にはそれほど多くないオークの森林があり、これらの森林はウロット・スクールの風景画家にも大きな影響を与えた。

1934年から1938年のスペイン第二共和政期にはカタルーニャ政府によってウロット風景画高等美術学校に改称された。民主化後の1990年にはこの美術学校がカタルーニャ州立のウロット高等美術学校英語版に改編された。

出身者

姉妹都市

文献

外部リンク

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