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ウィキペディアから
『ウィロー』 (WILLOW) は、Mindscapeが1988年に発売した各種パーソナルコンピュータ対応ゲームおよび、カプコンが1989年に発売したアーケードゲーム、ファミリーコンピュータ用ソフト。
いずれも映画『ウィロー』(1988年)を基にしているが、内容はそれぞれの機種で全く異っている。
1988年に北米、欧州にて発売された。ジャンルはアクションアドベンチャーゲームとなっており、一人称視点のアドベンチャーパートとトップビューのアクションパートがある。
Amiga、Atari ST、コモドール64、PC/AT互換機用として発売された。
評価 | ||||||||||||||||
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1人プレイ専用(2人交互プレイ可能)。
2Dアクションゲームだが、主人公がステージごとに切り替わる点が特徴。全6ステージ。
ボタンを押しっぱなしにすると気合がたまり、強力な攻撃ができる。敵を倒すことでお金が手に入り、店でアイテムを買うことでパワーアップできる。システム的には気合をためるゲージの上限があがり、ためた時間に応じた攻撃が可能というもの。
特にウィローは、新しい魔法を買えば買うほど多彩な魔法(攻撃手段)が使えるようになる。逆にマドマーティガンは攻撃力とリーチ(しかもウィローと比べてかなり短い)しか変わらない。
ノックマーを支配するバブモーダ女王は「体に印を持つ特別な子が生まれ、女王を滅ぼす」という予言を恐れていた。女王は生まれた子をすぐに手にかけるつもりだったが、助産婦の手で赤子は川に流され、ネルウィン谷にたどりつく。
映画ではウィローが村に流れ着いた赤ん坊のエローラを人間の元に送り返すため、長老オールドウィンの指示を受けて親友のミゴッシュとともに旅立つ。その旅の中で妖精の女王シャーリンドリアに「あなたは希望の子エローラを助けるべく選ばれたのだ」と言われ、バブモーダとの戦いに巻き込まれていく。
ゲームでは冒頭ですでにエローラがバブモーダにさらわれたことになっていて、ナレーションで旅立つことが語られ「気をつけていくのじゃ」と長老のオールドウィンに言われて旅立つという具合に短くまとめられている。
エンディングではバブモーダが倒され世界に平和が戻り、偉大なる魔術師ウィローと勇敢なる名戦士マドマーティガンの名が語り継がれる。
なお、映画とゲームでは、キャラクター名および固有名詞の日本語表記が若干異なる。
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)で、読者投票によりベスト演出賞10位、年間ヒットゲーム21位を獲得している[5]。
カプコンより2DタイプのアクションRPGとして1989年に発売された。
ウィローのみ操作して、剣と魔法で戦う。マドマーティガンもソーシャもサブキャラクター扱いである。マドマーティガンの役割まで持ったため、アーケード版よりもさらにたくましいウィローになっている。
登場キャラクターの顔グラフィックは、アーケード版ほど似ていない。また、「お金」の概念が存在せず、必要なものは全て金を必要としない手段で入手する。ゲームオーバーになるとパスワードが表示される。
評価 | ||||||||||||
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ゲーム誌『ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)[8]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り21.05点(満30点)となっている[6]。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「洗練されたゲームシステム」、「魔法は12種類と少なめだが、それぞれはっきりと特徴づけられており、かえって使い易い」、「原作イメージを損なわないストーリー展開や判りやすいゲームシステム、そして簡単な操作法など、RPGファンにおすすめの1本」と紹介されている[6]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.74 | 3.54 | 3.56 | 3.55 | 3.33 | 3.33 | 21.05 |
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