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イーデントン級救難艦(Edenton Class Salvage and Rescue Ship)は、アメリカ海軍の救難艦。救難と曳船を主要任務とする。5隻計画されたが2隻キャンセルとなり、3隻がイギリスで建造された。
イーデントン級救難艦 | |
---|---|
USS Edenton (ATS-1) | |
基本情報 | |
種別 | 救難艦 |
建造所 | イギリス、ブルーク・マリーン |
運用者 |
アメリカ海軍 大韓民国海軍 |
建造期間 | 1968年-1972年 |
就役期間 |
1971年-1996年(アメリカ海軍) 1996年-(韓国海軍) |
計画数 | 5隻 (うち2隻中止) |
建造数 | 3隻 |
要目 | |
基準排水量 | 2,592 t |
満載排水量 | 4,300 t |
長さ | 86.10m |
幅 | 15.24m |
吃水 | 5.18m |
主機 | PAXMAN 12 YLCMディーゼルエンジン 4基(6,000馬力)2軸 |
速力 | 17kt |
航続距離 | 13ktで10,000nm |
乗員 | 117名(うち士官7名) |
兵装 | 12.7mm機関銃2基 |
レーダー |
SPS-53航海用 1基 SPS-64(V)9航海用 1基 |
艦の前後に各1基デリック式のクレーンを装備しており、外観上の特徴ともなっている。各クレーンは前部で10t、後部で20tの容量がある。
他に救難装備として、4点係留ブイ、再圧タンクを備えており、艦艇の曳航、深度260mまでの潜水艦救難作業、重量270t、水深40mまでの重量物引き揚げ、消火など、多様な救難任務に従事することが可能である。
1番艦のイーデントンは、1996年退役後沿岸警備隊へ移管され、アレックス・ヘイリー(USCGC Alex Haley WMEC-39)に改名カッターとして再就役した。
引渡後改装が行われ、艦前後のクレーンを始め救難設備は撤去、後部にはヘリコプター用の格納庫と発着甲板を新設、SPS-40対空レーダーとTACAN、Mk 38 25 mm 機関砲2基を新たに搭載している。
2番艦のビューフォートと3番艦のブランズウィックは、1996年退役後韓国海軍へ引渡され、それぞれATS-27 平澤(ピョンテック、ROK Pyongtaek)、ATS-28 光陽(クァンヤン、ROK Kwangyang)と名を改め、同海軍で引続き救難任務に就いた。引渡に際しクレーンを換装している。2016年までに二隻とも退役し、「平澤」は平沢市で展示される予定。
番号 | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ATS-1 | イーデントン Edenton | 1967年 3月27日 | 1968年 5月15日 | 1971年 3月23日 | 1996年 3月29日 | アメリカ沿岸警備隊へ移管、アレックス・ヘイリー(USCGC Alex Haley WMEC-39)に改名。 |
ATS-2 | ビューフォート Beaufort | 1968年 2月19日 | 1968年 12月1日 | 1972年 1月22日 | 1996年 3月8日 | 1996年8月29日韓国へ引渡、ATS-27 平澤(ピョンテック、ROK Pyongtaek)に改名。2016年退役。 |
ATS-3 | ブランズウィック Brunswick | 1968年 5月27日 | 1969年 10月14日 | 1972年 12月19日 | 1996年 12月12日 | 1997年2月7日韓国へ引渡、ATS-28 光陽(クァンヤン、ROK Kwangyang)に改名。2015年に退役。 |
ATS-4 | 建造中止 | |||||
ATS-5 |
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