イラクサ科

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イラクサ科

イラクサ科(イラクサか、Urticaceae)は、多くは草本で、一部に木本になるものを含む、被子植物の一群である。花が地味なのが特徴で、多くは単性、すなわち雄蘂雌蘂のみを含む(花式図参照)。多くは風媒花で、地味な花を穂状につける。

概要 イラクサ科, 分類 ...
イラクサ科
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: バラ目 Rosales
: イラクサ科 Urticaceae
学名
Urticaceae
Juss. (1789)
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花式図

世界中におよそ542600があり[1]、日本には12属約40種が産する。イラクサ属イラノキ属などは葉や茎に毒を含んだ刺毛を有し、人や動物が触れると刺さって痛みや蕁麻疹を起こさせることで知られる。

分類

要約
視点

大きく4つのクレードに分けられる[2]

clade III(Urticeae、イラクサ連)

clade II(Lecantheae)

clade I(Boehmerieae、カラムシ連)

clade IV(Cecropieae)

 かつてセクロピア科とされていたグループ(6270[3])の大部分を含む。セクロピア科は古くはクワ科に含められており、クロンキスト体系では独立の科としていた。セクロピアはアステカアリと共生する蟻植物としても知られている。

クロンキスト体系新エングラー体系では、本科はイラクサ目に属していた。

脚注

外部リンク

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