イソシトシン

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イソシトシン

イソシトシン英語: isocytosine)または、2-アミノウラシル英語: 2-aminouracil)は、ピリミジン塩基の1つで、シトシン異性体。DNAの正常塩基対の非天然核酸アナログ英語版の研究では、イソグアニンと組み合わせて使用される[1]。特に、ハチモジRNA核酸塩基として使用される[2]

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イソグアニン-イソシトシン塩基対
概要 イソシトシン, 識別情報 ...
イソシトシン
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識別情報
CAS登録番号 108-53-2 
PubChem 66950
ChemSpider 60309 
ChEBI
ChEMBL CHEMBL56260 
特性
化学式 C4H5N3O
モル質量 111.1 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
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合成

グアニジンリンゴ酸から合成できる[3]

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リンゴ酸からイソシトシンの合成

利用

また、金属錯体結合、水素結合核酸塩基互変異性とプロトン移動効果に関する物理化学的研究でも使用される[4]

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イソシトシンの互変異性

出典

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