アーケイド・ファイア(Arcade Fire)は、カナダのインディー・ロックバンド。ケベック州モントリオール出身。
アーケイド・ファイア | |
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『BUE Festival 2017』にて | |
基本情報 | |
原語名 | Arcade Fire |
出身地 | カナダ モントリオール |
ジャンル | |
活動期間 | 2003年 - |
レーベル | |
公式サイト | Arcade Fire | The Official Website |
メンバー | |
旧メンバー |
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来歴
1999年、マギル大学へと進学するためウィンがモントリオールへ移住。そこで出会ったハイチ系難民二世のレジーヌ・シャサーニュと意気投合、ウィンの実弟ウィルを引き込んで前身バンドアーケイド・ファイア:MKIを結成。モントリオール及びトロントを中心としてライブ活動を続ける。
2003年、自主制作によるEP『アーケイド・ファイア』でレコード・デビュー。またこの年にウィンとレジーヌが結婚し、夫婦となる。EP発表後にバンドは一旦解体し、中心メンバーであるウィン、レジーヌ、ウィルそしてリチャードを核に再編成され、アルバムのレコーディングに臨む。
2004年、アメリカのインディーズ・レコード・レーベルであるマージ・レコードから初のフル・アルバム『フューネラル』をリリース。同作は、メタクリティックによると33の批評媒体から100点満点中平均90点という極めて高い評価を得た[6]ほか、また同レーベルの作品としては初めてのBillboard 200(アルバム総合チャート)へのランクインを果たした。
2005年には『フューネラル』がグラミー賞のベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムにノミネート、また同アルバム収録曲の一つ「ウェイク・アップ」がU2のライブ「VERTIGO TOUR」オープニングに使用される。8月にはサマーソニック'05にて初来日を果たした。またこの年、新たなアルバムの録音のため、ケベック州の外れに教会を購入している。
2006年にはアルバムの録音に入り、特に年後半は、製作作業のほとんどをレコーディング・スタジオとして改修された教会で行っている。
2007年3月に2ndアルバム『ネオン・バイブル』をリリース。コーチェラやレディング、リーズ等、各地のロック・フェスティバルにも出演。
2008年には『ネオン・バイブル』で再度グラミー賞ベスト・オルタナティブ・アルバムにノミネート。2月には待望の単独来日公演が実現、大阪なんばHatch、名古屋Club Diamond Hallそして東京新木場STUDIO COASTの三箇所にてライブを行った。また、3月にはアメリカ大統領選挙予備選中のバラック・オバマ支援のため、オハイオ州ネルソンヴィルにて2日間の無料ライブを開催した。
2009年4月、『ネオン・バイブル』のレコーディング風景やツアーの模様などを収録した映像作品『MIROIR NOIR-NEON BIBLE ARCHIVES』をリリース。
2010年8月、3rdアルバム『ザ・サバーブス』をリリース。同アルバムはイギリスで全英アルバムチャートで1位を記録し、またアメリカでも発売最初の週で156,000枚を売り上げてBillboard 200チャートで1位を獲得[7]。英米チャート制覇を成し遂げる。また、マージからリリースされたアルバムで初の1位獲得作品となった。第53回グラミー賞では最優秀アルバム賞を受賞した。
2013年10月、バンド初の二枚組作品となる4thアルバム『リフレクター』をリリース。プロデュースは元LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーが行った。 全米・全英両チャートで1位を獲得した[8][9]ほか、ローリング・ストーンがこの年の年間ベストアルバムランキングの5位に[10]、NMEが同7位に[11]、ピッチフォーク・メディアが同10位に[12]それぞれ選ぶなど、批評的にも成功を収めた。
2014年7月、6年ぶりに来日し、フジ・ロック・フェスティバルにヘッドライナーとして初出演を果たした[13]。
メンバー
- 現メンバー
- ウィン・バトラー(Win Butler) – リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、ギター、ピアノ、キーボード、ベース、マンドリン(2001年 - )
- レジーヌ・シャサーニュ(Régine Chassagne) – バッキング・ボーカル、リード・ボーカル、アコーディオン、ピアノ、キーボード、ハーディ・ガーディ、リコーダー、ドラム、パーカッション(2001年 - )
- リチャード・パリー(Richard Reed Parry) – ギター、ベース、ダブルベース、ピアノ、キーボード、シンセサイザー、オルガン、チェレスタ、アコーディオン、ドラム、パーカッション(2003年 - )
- ティム・キングズベリー(Tim Kingsbury) – ベース、ギター、ダブルベース、バッキング・ボーカル(2003年 - )
- ジェレミー・ギャラ(Jeremy Gara) – ドラム、パーカッション、ギター、キーボード(2004年 - )
- 旧メンバー
- ジョシュ・デュー(Josh Deu) – ギター(2001年 - 2003年)
- ブレンダン・リード(Brendan Reed) – タップダンス、ドラム、パーカッション、ボーカル(2001年 - 2003年)
- デイン・ミルズ(Dane Mills) – ベース、ドラム、パーカッション、足踏み(2001年 - )
- ティム・カイル(Tim Kile) – ギター(2001年 - )
- マイルズ・ブロスコー(Myles Broscoe) – ベース(2002年 - )
- ウィル・バトラー(Will Butler) – シンセサイザー、ベース、ギター、パーカッション、シタール、パンパイプ、トロンボーン、オムニコード、ミュージックソー、コンサーティーナ、クラリネット、(2003年 - 2021年)
- ハワード・ビラーマン(Howard Bilerman) – ドラム、パーカッション、ギター(2003年 - 2004年)
サポート・メンバー
- 旧メンバー
- オーウェン・パレット(Owen Pallett) – ヴァイオリン、キーボード、バッキング・ボーカル(2004年 - 2005年、2010年 - 2011年、2013年 - 2016年)
- ピエトロ・アマート(Pietro Amato) – ホーン(2004年 - 2005年)
- マイク・オルセン(Mike Olsen) – チェロ(2004年 - 2005年)
- コリン・ステットソン(Colin Stetson) – ホルン(2007年 - 2008年)
- ケリー・プラット(Kelly Pratt) – ホーン(2007年 - 2008年)
- マリカ・アンソニー・ショウ(Marika Anthony-Shaw) – ヴィオラ、バッキング・ボーカル(2007年 - 2011年)
- アレックス・マックマスター(Alex McMaster) – チェロ(2011年)
- ディオール・エドモンド(Diol Edmond) – パーカッション(2013年 - 2016年)
- ティウィル・デュプラテ(Tiwill Duprate) – パーカッション(2013年 - 2018年)
- マック・ボーダー(Matt Bauder) – サクソフォーン、クラリネット(2014年 - 2017年)
- スチュアート・ボギー(Stuart Bogie) – サクソフォーン、クラリネット、フルート、キーボード(2014年 - 2018年)
ディスコグラフィ
アルバム
年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CAN [14] |
AUS [15] |
BEL [16] |
FRA [17] |
GER [18] |
IRE [19] |
NLD [20] |
NOR [21] |
SPA [22] |
UK [23] |
US [24] | ||||
2004 | フューネラル Funeral |
23 | 80 | 59 | 61 | 96 | 16 | 42 | 27 | — | 33 | 123 |
| |
2007 | ネオン・バイブル Neon Bible |
1 | 7 | 5 | 9 | 11 | 1 | 13 | 3 | 14 | 2 | 2 | ||
2010 | ザ・サバーブス The Suburbs |
1 | 6 | 1 | 3 | 4 | 1 | 4 | 1 | 2 | 1 | 1 | ||
2013 | リフレクター Reflektor |
1 | 3 | 1 | 3 | 6 | 1 | 6 | 3 | 4 | 1 | 1 | ||
2017 | エヴリシング・ナウ Everything Now |
|
1 | 2 | 1 | 3 | 5 | 1 | 2 | 11 | 2 | 1 | 1 | |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
EP
- 『アーケイド・ファイア』 - Arcade Fire (2003年)
- Live EP (Live at Fashion Rocks) (2005年)
- 『リフレクター・テープス + ライヴ・アット・アールズ・コート 2014』 - The Reflektor Tapes (2015年)
DVD
- 『ミロワール・ノワール - ネオン・バイブル・アーカイブス』 - Miroir Noir (2009年)
脚注
外部リンク
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