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アンドレア・レッドサム

イギリスの政治家 ウィキペディアから

アンドレア・レッドサム
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アンドレア・ジャクリーン・レッドサム(Andrea Jacqueline Leadsom [ˈlɛdsəm],[1] 旧姓 サーモン, 1963年5月13日 - )[2] は、イギリスの政治家[3]保守党所属。環境・食糧・農村地域大臣庶民院院内総務枢密院議長ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣などを歴任した[1]2016年2019年の2度、保守党党首英語版選挙に出馬したが、いずれも落選した。

概要 生年月日, 出生地 ...
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生い立ち

イングランドバッキンガムシャー州アイルズベリーで、リチャード・サーモンおよびジュディ夫妻の間に生まれる[4]。幼少期より政治に興味を持ち始める。13歳のときに政治家になりたいと思ったのだという[5][6]。彼女はトンブリッジ・ガールズグラマースクールに入学、その後ウォーリック大学政治学を学び[7]、1987年に卒業した[8]

経歴

大学卒業後、金融機関で働く。1993年から1997年までバークレイズで働き、その後De Putron Fund Management (DPFM) に移る。1999年から2009年までInvesco Perpetualで働く[9]

2010年の総選挙南ノーサンプトンシャー選挙区英語版から出馬し、初当選した[10][11][5]。2014年4月に経済担当副大臣に任命される。2015年の総選挙で保守党が政権を守った後に、エネルギー・気候変動省のエネルギー担当大臣に就任する[9]

2016年保守党党首選挙

デーヴィッド・キャメロン首相の辞任で、レッドサムは2016年イギリス保守党党首選挙の党首候補となった。国会議員による第2回目投票で、彼女はテリーザ・メイに次ぐ得票2位となったが、強力で安定な政府をつくるだけの十分なサポートが得られないとして選挙戦から撤退、メイ支持を表明した[12]。彼女は専門的経験を誇張したことと[13][14][15]、「子供を持つということは、国の将来に個人的な興味を与える要因の一つだ」と語ったことで強い批判を受けた[16]

2016年7月中旬、第1次メイ内閣環境・食料・農村担当大臣英語版に任命される[17]。2017年6月からの第2次メイ内閣においては庶民院院内総務枢密院議長を務めた。

2019年保守党党首選挙

テリーザ・メイ党首の辞任に伴う2019年イギリス保守党党首選挙に立候補したものの、議員による第1回目の投票で313票中、11票しか得票できず落選した[18]

同年発足した第1次ジョンソン内閣および次の第2次ジョンソン内閣では、ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣を務めた。2023年、スナク内閣で保健・幼年期・プライマリーケア担当政務次官に就任したが、翌年の総選挙には立候補せず、政界を引退した。

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政策

レッドサムが保守党を選んだのは、保守主義こそが英国の人々とコミュニティーのための良き生活(環境)をつくってきたと信じているからである[7]。だが、経済では自由市場経済を支持している[6]

同性婚

レッドサムは同性結婚には反対している[9]

EU離脱の是非を問う国民投票

レッドサムは、それ以前はEU離脱に反対の立場を取っていたが、2016年6月に行われたイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票ではEU離脱派の主要メンバーとして脚光を浴び、テレビ討論で注目を集めた[19]。レッドサムは、治安のためには英国はEUを離脱したほうが良いと考えている。レッドサムが心配するのはEUの大量移民政策である。レッドサムは、シェンゲン圏内の自由な人の移動は危険であるとし、英国の治安の大きな脅威となると述べている[6]。またレッドサムは、EUに加盟しているために南米などの国家と自由にFTAを締結できないことも問題視していた[20]

私生活

彼女は1993年にベン・レッドサムと結婚し、2人の息子と1人の娘を儲けた。最初の子供の出産後、彼女は産後鬱に数ヶ月間苦しめられた[21]

レッドサムは、キリスト教は彼女の人生で中心的な役割があると述べている。彼女はデイリー・テレグラフ紙のティム・ロスに対して「私は非常に献身的なキリスト教徒です。 私は自分の価値と、それによってなされる私が行ったすべてのことについて考えます。」と語った。彼女は他の議員と共にさまざまな「聖書研究グループ」に参加し、そして「常に」祈り、公然とキリスト教信仰について全ての党の院内会派が主催するウェブサイトで議論を行っている[22][23]

参照

外部リンク

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