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日本語の動詞句 ウィキペディアから
「ここをクリック」(Click here)とは、ウェブページ上で、ハイパーリンクのリンクテキスト(アンカーテキスト)として、あるいはハイパーリンクとして使われる画像中によく現れる動詞句である。
多くのウェブ製作者が、閲覧者を自分たちのサイトの別の部分や他のウェブ上のどこかに誘導するために、この直観的な「ここをクリック」「○○についてはこちら」などのリンクテキストを使っている。これは紙媒体での「ここをチェック」と同じものである。
ウェブデザインの権威らは長らくこの用語を批判しており、多くの人はこの言葉を勉強不足なウェブデザイナーの目印とみなしている。これらの批判は、アクセシビリティやデバイスへの依存性、情報の欠如、印刷上の不合理、記述の余分さ、検索インデックス、荒らしでの悪用などを根拠にしている。
「ここをクリック」という慣習を批判する人々はウェブデザイナーに、リンクになっているテキストは常にリンクの主題や説明について述べているべきだとアドバイスしている。彼らはまた、リンクに動詞句を使わないよう、例えば、「登録ユーザーになるにはここをクリック」の「ここをクリック」にリンクするのではなく、「登録ユーザーになる」の「登録ユーザー」部分にリンクすることを勧めている。
複数のページにまたがって続くニュース記事では、「ここをクリック」に似た「続きを読む」「続く」「全文表示」といったリンクが一般的となっている。一部の人はこれらもまたリンクテキストの悪い例として挙げ、リンクテキストはその記事の主題を説明する言葉を含めるべき(そしてそのように改善してもなお、リンクのサイズは1行に収まっているべき)だと述べている。 ただし、有料で配信されているニュース記事においては、続きの文章が有料の場合、「続きを読む」の表記は仕方がないともいえる。
クリック可能な画像について、それがリンクでもあることをユーザーに気づかせるのに「ここをクリック」を使う必要はない。デザイナーはそれがクリック可能な画像であると伝えるのに、画像上の主題となる、あるいは動詞でないテキストに単にアンダーラインを引けばよい。
これらを実践するある面での利益として、検索エンジン内部での適切な関連付けと最適化の可能性がある。キーワードの関連性と重要性を決定する助けとして、検索エンジンはハイパーリンク中の妥当なキーワードを探す。検索エンジンは、それらのリンク中の言葉が重要でそのページで問題にしている主題に強く関連しているはずだと仮定し、それゆえ適切なリンクはキーワードの重要性をより強調することができる。「ここをクリック」は明らかにそのような検索エンジンにとって有用な情報を与えず、そのよくある誤用のために無視されてしまうことだろう。
このような使い方は避けようという忠告にもかかわらず、この言葉はインターネット上でよく使われており、多くの言語に類似のフレーズがある。例えば、英語ではClick here、スペイン語ではhaz clic aquí、ドイツ語ではklicken Sie hier、フランス語ではcliquez ici、ポーランド語ではkliknij tutajがある。
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