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小学館の漫画雑誌『ちゃお』にて、2006年3月号から同年8月号まで連載され、その後続編として『ホップ・ステップ・くるりんぱっ!』が2006年12月号から2007年4月号まで連載された。
当時の女子フィギュアスケートブームに乗っかって連載されたと見られる(『ちゃお』が少女漫画誌であるため)。連載開始時には荒川静香のトリノオリンピック金メダル獲得でブームが頂点と呼べる地点だったさなかであったためそれなりに受けた模様。しかし大ヒットと呼べるほどの恩恵を受けたかまでは不明[1]。
なお、タイトルはパロマのガステーブル「ぐるりんぱ」とは関係ない。
ここでは第2部となる「ホップ・ステップ・くるりんぱっ!」のストーリーも説明する。
学校ではものすごく影が薄く、しかもスポーツ全般がまったく苦手な築場愛美(つくばめぐみ)ことグミ。しかしひょんなことからスケートリンクに行き、借りたスケート靴で滑ったところ、眠れるを通り越して仮死状態もいいところだった、彼女の才能がそれこそ蘇生しフィギュアスケートに挑戦することになった。
県の強化選手に選ばれたグミと章吾は優秀な選手が集まる強化合宿に参加することになった。章吾はそこで昔からのライバル高行玲央と再会し、一方グミは自分がスケートを始めるきっかけをくれたスケーター早乙女操と邂逅する。 他の強化選手からの心無いいじめや自信を持てない自分との戦いを経て、グミは4回転ジャンプの習得を目指していく。
フィギュアスケートがテーマの漫画となると、多くがペアやアイスダンスを取り上げるが、この作品に関しては全く取り上げていない[3]。これはストーリーの長さが通算10回程度しかなかったためであるが、ほかに日本のフィギュアのレベルが、シングルが世界水準に達しているのに対し、ペアやアイスダンスが世界水準の足元にも及ばないことも背景にある。
ちなみに、同じフィギュアを題材にした『銀盤カレイドスコープ』(長谷川潤)もシングルしか扱っていない(原作三巻で主人公が一時ペアに転向する)。その一方で、本作と同じ『ちゃお』漫画で、かつフィギュアを題材にした『ワン・モア・ジャンプ』(赤石路代)や『ダイヤモンド・ステップ』(いわおかめめ)については、前者はペアも(主人公が後にソロに転向したため)、後者はアイスダンスを、それぞれ取り上げている。
先述の通り話数の少なさの影響で、展開速度は同じく『ちゃお』連載作品のこの作品等ほどではないが早めで、フィギュア未経験の少女が1部作の最後でジュニア強化選手に選出され、『ホップ・ステップ~』の最後には数年後という設定ではあるもののオリンピックに出場してメダル獲得を匂わせるシーンで締めくくっている。
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