Remove ads
ウィキペディアから
おいちょかぶ(追丁株/追帳株/追重迦烏)は、1から10の株札などを用いて行われるゲームの一つである。札の数字の合計の大小や役の強弱を競うもので、トランプゲームのバカラやブラックジャックに類似する。単に「株(かぶ)」と呼ばれることもある。
おいちょかぶでは、0~9の数字をそれぞれ下記のように呼称する。なお、呼称には地域によって差異が存在する。
おいちょかぶという名称の語源はここから来ており、8と9(オイチョ+カブ)を組み合わせたものである。8のオイチョはポルトガル語の8「oito/オイト」、9のカブはポルトガル語で「末端」を意味する「cabo/カブ」に由来する。江戸時代の文献には「かう」と書かれているが、発音は「かゔ」である。また0はポルトガル語で「クソ」を意味する「puta/プタ」が語源である。
好色本『好色梅花垣』の「カルタのたたき鳥追節」では、カブのパターンのそれぞれに、153の「御カブ」、234の「昇りカブ」、333の「今宮カブ」、559の「でつくカブ」、757の「二条蔵人相互カブ」、883の「雷公カブ」と呼び名をつけている。
ブラックジャックのように、親(胴親)と子(張子)で争う博戯。配られた2枚または3枚の札の合計値の一の位が、カブ(9)に近いほど勝ちとして、賭けていた点数を勝った方が負けた方からもらえる[1]。点数のやり取りは親対子で行われ、親は何人もの子を相手に戦わなくてはならず、子のみが張り点を決めることができる。
実際の競技に入る前に、「胴前」を協議して決める必要がある。胴前とは子が張る(賭ける)点数の最高限度のことで、例えば胴前が50点と決まれば、一回の勝負で子が賭ける点数は50点以下でなければならない。
ここで注意が必要なのは、胴前とは「子全員の賭け点の合計」の最高限度であり、「子一人一人の賭け点」の最高限度ではない点である。例えば胴前が50点のとき、Aが25点、Bが15点、Cが10点とそれぞれ賭ければ、この時点で合計が50点のため、Dは賭けに参加出来ない。
札の組み合わせによって役が成立する。
一部地域、一部のゲームのみ採用される役。
大阪を中心とした関西地方では、独自のローカルルールが採用される場合があるので注意が必要である。
バカラは仮想的に設定されたバンカーとプレイヤーが行っている勝負の結果を予想して賭ける(ベッティング)のに対し、おいちょかぶは親と子が札を引くことで直接勝負(ゲーミング)する。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.